シャープ、大容量データを高速に伝送するローカル5G対応ルーターを開発

 シャープは、ローカル5Gに対応したルーターの試作機を開発した。ローカル5Gの実証実験やネットワーク検証用として、本年9月以降に提供開始予定とのこと。

 本機を介してカメラやFA機器、各種センサーなどを無線または有線でローカル5Gのネットワークに接続することで、大容量データを超高速で伝送することが可能となる。受信時最大約3Gbps/送信時最大約600Mbps※の超高速データ通信を実現。Wi-Fi6対応のほか、2.5GBASE-TのLANポートやUSB3.0を搭載するなど、無線、有線ともに接続機能が充実しています。無線と有線の同時使用も可能なので、利用シーンや端末に応じた接続方法を選べるという。

 また、本機は、ローカル5Gの周波数として2019年12月に制度化された「28.2-28.3GHz」に加え、今後の割当てが検討されている「28.3-29.1GHz」「4.6-4.9GHz」にも対応している。周波数の拡大も見据え、幅広いネットワークの検証に活用できるとしている。

■ 主な特長
1.ローカル5G対応ルーターの試作機を開発。本年9月以降に提供開始予定
2.カメラやFA機器、各種センサなどを無線または有線で接続し、大容量データを超高速で伝送することが可能
3.ローカル5Gの制度化された周波数、および今後割当てが検討されている周波数にも対応

■ 主な仕様
品名     :ローカル5G対応ルーター
サイズ/質量 :約157 × 84 × 16mm / 約270g
通信速度   :受信時最大約3Gbps/送信時最大約600Mbps※
対応周波数  :28.2-28.3GHz/28.3-29.1GHz/4.6-4.9GHz
ディスプレイ :約2.4インチQVGA (320×240画素)TFT液晶ディスプレイ
Wi–Fi®    :IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz帯/5GHz帯対応)同時接続可能台数 16台
有線LAN   :2.5GBASE-T × 1(内蔵)
USB     :USB3.0(Type-C)
バッテリー容量:約4,000mAh 
※ 通信速度は送信受信それぞれ、ある設定条件での理論値であり、本速度を保証するものではない。利用者の各種パラメータ設定や利用条件によって異なる。

ニュースリリースサイト(SHARP):https://corporate.jp.sharp/news/200817-a.html