福岡市水道局と『IoTを活用した水道設備点検の実証実験』の開始

ウィットシステムズ(株)は、東亜建設技術(株)およびコネクシオ(株)とともに、福岡市水道局と『IoTを活用した水道設備点検の実証実験』に関する共同実証実験の協定を2020年7月9日に締結した。
この実証実験は、定期点検や稼働時間による従来の予防保全(TBM:Time Based Maintenance)から、機器の劣化傾向を管理する予兆保全(CBM:Condition Based Maintenance)を実現しようとするものという。

■実証実験の概要
実証フィールド: 四箇送水ポンプ場(送水ポンプ)
実証期間: 2020年7月 ~ 2021年3月
実証実験内容:
・ワイヤレス(LoRa)振動センサを設置し、振動解析による機械要素の予兆保全を実施
・電源供給ケーブルに絶縁劣化センサを設置し、電気要素の予兆保全を実施
・計測データは、IoTGatewayで一次解析し予兆判定を行う。また、それらのデータはクラウドに蓄積し、より多角的な解析と『見える化』を実現する。
・ARによる巡回点検支援機能に、予兆保全のデータを統合し、より質の高い巡回点検を実施。

ウィットシステムズ(株)は、今回の共同実証試験において以下のような機能実現を担う。
・計測データをIoTGatewayで一次解析し、予兆保全とアラート発報を管理
・クラウドデータの『見える化』
・ARによる『巡回点検』機能

ニュースリリースサイト(witsystems):http://www.witsys.co.jp/news/