ハイスピードカメラ、コンピュータビジョン、データレコーダが融合:ハイスピード監視システム「PhotoCam Detector」新発売

(株)フォトロンは、ハイスピードカメラにコンピュータビジョンを搭載したハイスピード監視システム「PhotoCam Detector」を2019年11月22日より発売すると発表した。

◆製品化の背景
近年、製造プロセスや、性能評価試験、各種実験でハイスピードカメラを用いた“ 見える化 ”が広く浸透してきたが、ユーザーの求める「異常発生の瞬間」や「破壊の瞬間」など、いつ発生するか分からないイベントをスーパースローで撮影するのは難しい状況であった。
 フォトロンではこのようなニーズに応えるために、当社の持つ“ ハイスピードカメラ ”に新たな要素である“ コンピュータビジョン ”と、映像には映らない電圧や電流、音などを検知するセンサデータを収集する“ データレコーダ ”を組み合わせることで、いつ起こるか分からないイベントを検知し、発生の瞬間前後をスーパースロー撮影できる、ハイスピード監視システム『 PhotoCam Detector 』を開発したという。

◆PhotoCam Detectorの主な特長
・映像からのイベント検出の原理
イメージセンサが取得する明るさ情報を用いて、各種演算を行うことで、物体が動いた瞬間や、異常動作した瞬間を映像から検出し、発生の瞬間を撮影することができる。
・データレコーダからのイベント検知
データレコーダは、電圧や電流、音や力などを計測するためのセンサの値を閾値としてイベント発生を検出し、発生の瞬間を撮影することができます。オプションの再生ソフトを使えば、映像と波形を同期して再生することができる。
・外部機器、設備からのイベント検知
外部信号の入出力機構を有し、各種設備やPLCなどの制御機器が異常を検知した瞬間を起点として、 発生の瞬間を撮影することができる。

ニュースリリースサイト(Photoron): https://www.photron.co.jp/news/20191121.html