セイコーインスツル(株)(略称:SII)は、このたび電源、配線工事不要で、簡単に施設・設備の消費電力の見える化を実現する、エネルギーハーベスト型ワイヤレス電流センサノード「SW-42D0-1000」を発売すると発表した。
工場やビルの省エネを実現するには、建物内のどこで、どれだけのエネルギーを消費しているかを把握することが必要である。しかし、多くの企業では、エネルギー監視システムは導入しているものの、電力消費の多くを占める設備単位の消費電力の把握・管理については、工事の手間や費用がかかることから導入が進んでいないのが現状である。
そこでSIIでは、設備の分電盤の電源ケーブルに、CT(カレントトランス)を接続することにより電流値を測定、920MHz帯無線で送信すると同時に、その電流を電源とし、継続動作が可能な、エネルギーハーベスト型のワイヤレス電流センサノード「SW-42D0-1000」を開発した。これにより配線工事や定期的な電池交換をすることなく、継続的に設備の稼働状況や消費電力を見える化をすることが可能になるとしている。
ニュースリリースサイト(SII):https://www.sii.co.jp/jp/news/2019/10/09/14109/