歩行者自律航法(PDR)の実用化・事業化へ。 GPS・WiFi・ビーコン等外部信号非依存型測位手法。

サイトセンシング(株)は、これまでの歩行者自律航法(PDR)技術を飛躍的に高めると同時に、(株)NSDの連結子会社である株(株)NSD先端技術研究所と事業提携し、PDRplusシステムの大規模化を実現したと発表した。 工場・倉庫・地下施設等の作業員の位置情報を見える化し、最大で1000人分の動きをリアルタイムで計測可能なトータルソリューションサービス「Tracking Navi(トラッキング ナビ)」として、(株)NSD先端技術研究所から市場デビューしたとのこと。

これまでPDRは、GPS環境外での測位を可能にする技術として取り沙汰されて来たものの、機器装着を前提としているため、機器のサイズが大きい、重い、連続稼働時間が短い、といった課題のため本格的な普及には至らなかった。「Tracking Navi」ではこの点に着目、装着機器としてAndroid系スマートフォンを使い、誰でも何処でも安価に即実施可能な環境を創出した。2019年9月~10月に掛けて運輸倉庫及び機器の製造工場にて、作業員の方々を計測対象とした大規模なPoCを実施し高い評価を得て、11月以降「Tracking Navi」は本格導入の運びとなっているという。

プレスリリースサイト(NSD先端技術研究所):
https://www.nsd.co.jp/news_pdf/news190926_1.pdf