自動野菜収穫ロボットを開発のinaho株式会社は自動野菜収穫ロボットのサービスを開始したことを発表した。
選択収穫野菜における自動野菜収穫ロボットを従量課金型のビジネスモデル(RaaS)で展開するのは国内初(※当社調べ)の取り組みだという。
日本の農業従事者は少子高齢化ともあいまって激しい減少が予想されており、2010年から2030年の20年間で半減するとの予想もある。(農林水産省「農業構造動態調査報告書」)
inahoは自動野菜収穫ロボットとRaaSモデルで農業が抱える人手不足や経営課題の解決に貢献していくとしている。
■ロボットの基本情報
サイズ・重量:全長:125cm/全幅:39cm/高さ:55cm/約65kg
稼働時間 :最大10時間(バッテリー駆動/家庭用コンセントで充電可能)
収穫時間 :12秒/本
■ロボットの特徴
主な動作として、移動、探索、収穫という一連の流れで自動収穫を行う。
【移動】
・畑に白い線を設置するだけで設定したルートを自動走行
・ビニールハウス間の移動や夜間の利用も可能
・ロボットの操作はスマートフォンで簡単に可能
【探索】
・AIを駆使して自動走行しながら作物と枝等を判別
・探索した作物に対して収穫適期かどうかを判別
・収穫対象は出荷基準に合わせてcm単位で設定可能
【収穫】
・作物を傷つけることなくロボットアームで収穫
・収穫した作物はカゴに優しく収納
・カゴがいっぱいになると利用者のスマートフォンに通知
■初期費用&メンテナンス費無料のRaaS(Robot as a Service)
・選択収穫野菜の自動野菜収穫ロボットでは国内初のビジネスモデル※当社調べ
・販売ではなく、市場の取引価格×収穫量の一部を利用料としてinahoへ支払い
・農家は導入費を抑えて利用可能で、故障によるメンテナンス費も不要
・定期的に最新のパーツに交換することで、ロボットの性能が継続的に向上
・ロボット間のネットワークを構築し、さまざまなデータを収集予定
・農家へ生産性向上のアドバイスも実施予定
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000024969.html