業務提携企業と「IoT住宅向けセンサーの共同開発」で合意

ケイアイスター不動産(株)は、今後の住宅供給数拡大に向けた新たな取り組みに挑戦するため、2018年4月に戦略的資本業務提携を結んだKAMARQ HOLDINGS PTE.LTDの子会社で、あるIoT関連システム開発及びコンサルティングサービスを行うカマルク特定技術研究所(株)(以下 カマルクX(エックス)という)と「住宅向けセンサー及びセンシング技術開発」について進めていくことを合意した。

■共同開発の背景と概要  国内において、センサー製品は企業向けが中心であり、消費者向け製品が少ない現状である。(※1)同様に、建物設備系のIoT対応センサ及びセンシング技術(※2)は、オフィスビルや介護施設向けが中心であり、一般の住宅向けのものは、コストの問題やセンサの設置条件の多様さなど、住宅固有の課題によって、普及が進んでいないと考えられる。
 この度、ケイアイスターとカマルクXは、当社住宅販売事業および外部企業への提供における新商品開発に向け、住宅向けにおいてに十分な精度での測定・分析が低コストで実現可能な一連のセンサ製品及び、AIをベースにしたセンサデータ分析サービスを共同開発することに合意した。これら製品及びサービスを安価で汎用性のあるものとすることで、今後同社は、住宅の快適性維持向上のための商品サービスの展開を目指すとのこと。
 第一弾としては、両社は住宅内の空間空気に着目し、空気質モニタリング用のIoT対応センサー製品の実現を目指す。
 ケイアイスターでは、住宅内の各所に設置された温度・湿度等マルチセンサーを用いた空気質モニタリングによって、空間の快適さを損ねうる空気質の状態を「自ら判断するインテリジェントな住宅」のを開発。例えば、料理などによる湿度の急上昇を検知し、換気を促すメッセージをスマートフォンに流すことで、「結露」という不快要因を取り除くとともに、換気不足による結露を原因としたハウスビルダーへのクレームを減らすなど、住宅オーナー様とハウスビルダー双方にメリットをもたらすことが可能となる。
 この様なセンサ製品及びサービスを通じ、当社の主要顧客層である一次住宅取得層者や子育て世帯に向け、さらなる安全・安心・快適を届けていくとしている。  本商品の開発により、同社の特色である「高品質だけど低価格」の上、さらに付加価値の高い住宅の販売を可能とし、既存住宅オーナーへのサービス提供も可能となるとのこと。

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