LoRa無線方式 10年電池駆動 熱電対温度計測装置

(株)アイエスエイ(略称:ISA)は、今まで培った独自のネットワーク監視技術と電源管理制御技術を元に、 IoTを推し進める有力な通信技術LoRaを利用した無線方式で10年バッテリ駆動による熱電対温度計測ユニットWD100-FA02を、6月1日から発売する。
本製品は、昨年6月に発売したLoRa方式環境監視制御装置、 WD100シリーズ「ももことあやか」の新しい計測ユニットの一つになり、他の計測ユニットと組み合わせられる。 本製品は、本年4月30日から5月11日の間、 NTT東日本等と共同で行った「登り窯」での伝承技術の見える化プロジェクトで、有効な温度監視システムとして貢献した。
(https://sensait.jp/4387/)

熱電対計測ユニットWD100-FA02は、LoRa無線方式を採用しているため外部ノイズに強く、見通しで11km以上の通信能力を持ち、10年バッテリ駆動で測りたい場所のすぐ近くに設置できる。また大半の熱電対タイプに対応しているため、既存の端子にそのまま配線するだけで直ちに計測する。LoRa無線で送られたデータは、「ももことあやか」WD100シリーズのデータ収集通信制御サーバWD100-S32に集約され、製品の上位システムとの連携や警報装置、電子メールを利用した通知も出来るとのこと。
※熱電対温度計測ユニットは、防水機能を有していて-30℃から+70℃の範囲で屋外での利用も可能。

◇WD100-FA02熱電対温度計測ユニットの特長
1. 1台で3チャンネル同時計測
 3組の熱電対を1台の熱電対温度計測ユニットに接続でき、コストパフォーマンスに貢献。
2. LoRa無線方式による遠距離通信
 LoRa無線方式の採用により、見通しで11km以上、密集地で3km以上の通信が可能。
3. 長寿命
 搭載バッテリの能力を最大限に生かすため、弊社の電源制御技術を搭載。最適化された間欠動作により長期間安定して稼働し続ける。
4. 屋内・屋外の設置を問わず
 全ての装置が防水仕様(IP67)です。また、動作温度も-30℃から+70℃と日本の四季の環境変化にも十分対応。
5. 多くの熱電対タイプに対応
 熱電対のK、 J、 N、 R、 S、 T、 B、 Eタイプに対応。
6. 他のWD100シリーズ計測ユニットとの組合せ可能
 既存のWD100シリーズ用環境計測ユニットと組み合わせてデータを一元的に収集。

ニュースリリースサイト(ISA):http://www.isa-j.co.jp/momoaya/?p=679