東京エレクトロン デバイス(株)(以下、TED)は、作業台に部品を載せる、広げる、カメラで撮影する、の3つのステップで、微小・軽量部品の数量カウントを行うシステム「めばかり君」を開発し、 2019年5月14 日より販売する。
■「めばかり君」について
本製品は、画像処理技術を用いることで、作業台に部品を載せる、広げる、カメラで撮影する、の3つのステップで、微小・軽量部品の数量カウントを行うシステム。
従来の測定における誤差の原因であった重さを測定する方法とは異なり、対象物の外観の特徴をあらかじめ登録しておき、カメラで撮影した対象物の特徴と比較することで対象物を認識して数えるので、微小・軽量部品でも短時間で正確に数えることが可能だという。
操作が簡単なので担当者の育成の必要がなく、作業時間の短縮や作業の標準化につながり、作業内容がログとして残せるので、ミスカウントがあった場合の改善策が立てやすく、トレーサビリティの確保も実現する。
また、特定の部品向けの専用機でないため、ユーザーのニーズに応じて、さまざまな部品に対応できるとのこと。
■「めばかり君」の特徴
・画像処理で部品をカウントすることで、重さによる誤差を排除
・作業台に部品を載せる、広げる、カメラで撮影する、の3つのステップで簡単に数量カウントが完了
・「かんたん設定」モードで部品登録も簡単
・作業画面には画像処理結果がリアルタイムで表示され直感的な操作が可能な管理画面を実現
・作業履歴を簡単に確認できる履歴ビューアーを搭載
価格は170万円(税抜き)。本体及び設置・立ち上げ等の費用を含む。
TEDは、物流フローで数量カウントが必要となる、部品製造工場、物流センター、製品製造工場などへ販売活動を行うとしている。
製品サイト(TED):
https://www.inrevium.com/product/imageprocessing/mebakari-kun/