検査装置の小型化に貢献する90°回転タイプの同軸照明を発売

オプテックス・エフエー(株)は5月13日から下旬にかけて、センシング同軸照明90°回転タイプ「OPX-SVシリーズ」を発売すると発表した。

 「OPX-SVシリーズ」は、設置スペースが限られる電子部品向け検査装置の小型化に貢献する画像処理用の同軸照明。狭指向角(半値角±17°)発光の面光源を搭載し、高輝度・高均一照射が可能。微細なキズや打痕の検出用途に対応するという。

 標準タイプの同軸照明は、ワーク検査面に対して垂直にカメラを設置するため、ワーク・照明・カメラを一直線上に設置するスペースが必要だったが、90°回転タイプの同軸照明「OPX-SVシリーズ」は、ワーク検査面に対して水平にカメラを設置可能なため、スペースを削減できるとのこと。

 また「OPX-SVシリーズ」は、標準タイプの同軸照明で課題となっていたハーフミラーの透過に起因する解像力(※)の低下を解消する。標準タイプの構造では、ハーフミラーを透過した後にカメラに入光するが、90°回転タイプはハーフミラー表面で反射した光がカメラに入光する構造のため、高精細な撮像が可能であるという。
 本シリーズは18、27、35、50mmの4サイズ、白・青・赤色の計12機種展開。標準価格は18mmサイズの白色・青色が79,000円(税別)、赤色が74,000円(税別)となる。

(※)カメラと光学部品において、どの程度細かく画像として再現できるかを表す能力

■製品サイト(オプテックス・エフエー):
https://www.optex-fa.jp/products/light/opxsv/index.html#series_default_go

■プレスリリースサイト:
https://www.dreamnews.jp/press/0000194244/