オプテックス(株)(以下、オプテックス)は、欧州、北米においてシャッター市場に参入し、第一弾としてシャッターセンサー「OAM-EXPLORER」を5月より順次発売を開始する。日本の自動ドアやシャッター市場で培ったセンシング技術を応用し、フォークリフトや作業者が共存する工場や倉庫で利用されるシャッターの安全性と環境効率の向上により、作業環境の最適化を実現するとのこと。
(画像:シャッターセンサー「OAM-EXPLORER」)
【概要】
工場や倉庫などの施設では搬入口や各区画間の空調効率ならびに運搬効率を上げる目的で軽量素材を用いた高速開閉シャッターが多く設置されている。こういった開閉部周辺では、荷物運搬のフォークリフトなどの車両と作業者が頻繁に行き交うため、車両と人の接触事故のないよう一層の安全性の確保が求められている。また、物流のスムースな流れをつくるだけでなく、不要な開閉をなくし空調やエネルギー効率を向上させ、異物混入の低減による衛生管理への配慮も必要である。オプテックスでは、自動ドアセンサーで培った世界各国のエントランスにおけるノウハウと国内でのシャッターセンサーの実績をもとに、安全と環境効率を両立した製品を開発し、当製品を皮切りに巨大市場である欧州、北米のシャッター市場の開拓を進めていくという。
【特長】
①車両や歩行者のシャッター周辺の安全を実現
‣広い検出エリアを構成し、移動スピードが速いフォークリフトや車両を確実に検出、タイムリーな開閉とシャッター付近は、静止体を検出することで安全性を向上させる。
マイクロウェーブと近赤外線のデュアルテクノロジーが実現。
‣センサーはシャッター付近の回転灯や音声などのアラーム機器と連動し、近づく車両や歩行者を検出すると反対側に設置されたアラーム機器による警告で、出会い頭の接触事故をなくし、安全を確保する。
②効率的なアクセスによる省エネルギーや室内環境の快適化
‣シャッター前を横切る車両を判別し、シャッターの不要な開閉を排除できるため、防塵や防音など建物内部の環境保持や空気の外部流出を防止するといった空調効率の向上による省エネルギーに貢献する。
③ユーザビリティの配慮で作業効率アップ
‣簡単に設置できる設計を施し、施工時間は従来比半減を実現。
‣地上でスマートフォンを使って簡単に設定できるため、危険を伴っていた高所での作業を大幅に軽減できるとのこと。
ニュースリリースサイト(オプテックス):
http://www.optex.co.jp/news/whatsnew_detail.cgi?ID=20190416112255