パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社(以下、パナソニック)は、業界最高(※1) の高精度測定を実現した「透過型デジタル変位センサ HG-Tシリーズ」を製品化、2019年2月より量産を開始する。本製品は、リチウムイオン電池、半導体、液晶などの製造工程の品質向上に貢献するという。
※1:2019年1月15日現在 透過型デジタルセンサとして(パナソニック調べ)
リチウムイオン電池、半導体、液晶などの製造工程での品質向上が求められる中、特にリチウムイオン電池の捲回機の巻き取り工程における蛇行制御(※2)の精度アップが要求されています。パナソニックのHG-Tシリーズは、業界最高(※1)の繰返精度1μmを実現することで、高精度なエッジ測定(※3)を可能とし、蛇行制御の精度アップを図り、製造工程の品質向上に貢献することができるとしている。
※2:蛇行制御
製造工程内でシートやフィルムの両端(エッジ)を一定位置に保つための操作を制御し、自動修正すること。
※3:エッジ測定
製造工程内でシートやフィルムが蛇行して製品不良になるのを防ぐために、シートが蛇行していないかを監視し、制御するために、シートの両端(エッジ)の位置を測定すること。
■「透過型デジタル変位センサ HG-Tシリーズ」の特長
1. 業界最高(※1)の高精度測定の実現で、製造工程の品質向上に貢献
最小繰返精度:1μm
2. 薄型サイズで限られたスペースに設置でき、製造装置の小型化に貢献
製品厚み:8mm
3. 光軸調整アシスト機能により、センサヘッドの設置が容易
光軸調整が簡単で、投受光ケーブルの自動認識が可能
4. 課題を解決する各種機能を搭載し、製造工程の生産性向上に貢献
・透明なワークでも安定して測定:透明度に応じた判定レベルの調整が可能
・汚れによる影響を大幅に削減:汚れ堆積による検出能力低下をお知らせ
・微小な異物による影響を防止:判定フィルタ値を調整し、微小な異物の誤検出を防止
ニュースリリースサイト:https://news.panasonic.com/jp/topics/164011.html