– リアルタイムに脳血流量変化、脈拍、頭部加速度を同時計測 –
東北大学と日立ハイテクノロジーズのジョイントベンチャーである株式会社NeUは、前額部の血流量変化をリアルタイムに計測し、脳活動データをスマートフォンやタブレットに無線通信を通して記録が可能な携帯型脳活動計測装置「HOT-2000」を、企業・大学の研究用途向けとして2018年12月17日(月)に販売開始する。
「HOT-2000」は、近赤外光を用いた脳機能計測技術NIRS(Near Infrared Spectroscopy)を活用した最新の開発製品である。微弱な近赤外光を使って前額部の2点を計測するヘッドセット形状のウェアラブル型装置で、重量が約129gと軽量であり、装着してからすぐに計測が開始でき、日常環境でも手軽に使用することができる。装置本体は片手でひもを引くだけのワンタッチ装着、センサー部分はスライド機構となっており、左右60mmの範囲で調整ができ、リチウムイオン電池を搭載することで約4時間連続使用が可能。
また、新たに搭載した6軸加速度センサーにより、頭部の動きを細かく取得することができ、体動のチェックなど、解析に利用することができる。
■「HOT-2000」の主な仕様
チャンネル数:2チャンネル(スライドによる横位置調整機能付 60mm)
光源 :LED
通信方式 :Bluetooth4.0LE
アウトプット:脳活動指標、心拍数、6軸加速度
重さ :約129g
電源 :内蔵リチウムイオンバッテリー(連続計測 約4時間)、USB給電
対応OS :Android OS Version 7.0以上
※「HOT-2000」のアプリケーションソフトは下記2種が用意されている。
HOT Measure Ver. 3.0 :データ計測+計測デザイン表示用アプリ
HOT Analysis Ver. 3.0:データ簡易解析+計測デザイン編集用アプリ
■価格(税抜)
HOT-2000(本体) :198,000円
HOT Measure Ver. 3.0 :100,000円
HOT Analysis Ver. 3.0:100,000円(ソフトライセンス使用料 2年)
プレスリリースページ:https://www.atpress.ne.jp/news/173318