栽培実証を目的とした「アクポニ貸し農園」サービスを開始

(株)アクポニは、同社が運営する神奈川県藤沢市長後のアクアポニックス農園「ふじさわアクポニビレッジ」にて栽培実証を目的とした農園の貸し出しサービス「アクポニ貸し農園」を2024年11月より開始する。

 本サービスは、新規導入検討者が行う実証実験の初期コストとリスクを軽減し、必要となる実証を確実に行うことで、アクアポニックスの新規参入を支援することを目的としている。契約者は農園の利用に加え、アクアポニックスの生産管理をIoTで効率化する「アクポニ栽培アプリ」や育苗設備の使用、現地での栽培相談、農産物販売のテストマーケティング等が可能であるという。

月額9万円〜、アクアポニックス農園の貸し出しを開始
 近年、アクアポニックスの事業化を検討する法人や個人からの問い合わせが増加している。特に異業種からの参入の場合、まずは実証実験を行うケースが一般的だが、その際に「実証場所の確保が難しい」「初期コストが高い」「すぐに実証が開始できない」といった多くの課題が生じる。弊社の農場を見学に訪れた複数の企業や、弊社が開催する講座「アクアポニックス・アカデミー」の卒業生などから「試験設備を利用したい」と多くのご相談を受けたことから、ニーズの増加を実感し、本サービスの提供を開始した。

 同社農場には、アクアポニックスの専門家であるスタッフが常駐しているため、農園利用者は「設備の利用方法が分からない」「栽培がうまくいかない」「テスト販売の相談をしたい」等、実証中に発生し得る問題も相談することができる。アクポニでは農園の貸し出しを通じて参入へのハードルを下げ、国内におけるアクアポニックスの新規プレーヤー増加を目指すとのこと。

<農園所在地>
ふじさわアクポニビレッジ
住所:神奈川県藤沢市長後
アクセス:長後駅より徒歩約15分

プレスリリースサイト(aquaponics):https://aquaponics.co.jp/rental-farm-service/