旭化成エンジニアリング(株)は、舶用モーター向け状態監視サービス「V-MO™」が、一般財団法人日本海事協会(ClassNK)より、革新的な技術とサービスに対する第三者認証である「Innovation Endorsement For Products & Solutions」を取得したと発表した。
「Innovation Endorsement※1」は、海事および海洋産業における革新的な技術やソリューションを認証するための取り組みであり、「船舶」「製品・ソリューション」「プロバイダー」の3つのカテゴリーを対象とした制度である。今回は、舶用モーターに最適化された「V-MO」の状態監視技術や、船舶特有の振動環境下で状態監視を行うアルゴリズムなどが評価され、「製品・ソリューション(Products & Solutions)」のカテゴリーにて認証を取得した。
今回の認証により、「V-MO」を搭載した船舶は、先進的なデジタル技術を備えた船舶に付与される船級符号の付記(ノーテーション)※2である“Digital Smart Ship”(Machinery Monitoring, Connected Ship, Shore Monitoring)※3を船級証書上に記載することが可能となるとのこと。
※1 「Innovation Endorsement」について
詳細は日本海事協会のサイトを参照。 https://www.classnk.or.jp/hp/ja/
※2 船級
一定の条件を満たした船舶に対し、日本海事協会などの船級協会から付与される国際的な等級。船舶の売買や船舶保険などの取引基準となる。さらに特定の要件を満たした船舶には、それぞれ対応する船級符号の付記(ノーテーション)を付与することが可能となる。
※3 Digital Smart Shipについて 詳細については以下を参照。
日本海事協会 デジタルスマートシップガイドライン
https://www.classnk.or.jp/hp/pdf/Rules_Guidance_public/techdoc/gl_digitalsmartships_j202211.pdf
プレスリリースサイト:https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2024/ze240912.html