SCANTECHの日本正規代理店、APPLE TREE(株)は精密計測グレードの精度を備えたトラッキング式プローブ測定システム「TRACKPROBE」の販売を開始した。
本製品は、高精度、携帯性、便利な使いやすさが特徴で、広範囲、長距離、複雑な形状や厳しい環境下での測定ニーズに対して容易に対応する。
製造現場では、治具のセッティングから罫書き作業、小さな部品から建設機械などの大きな構造物までTrackProbeはいつでもどこでも高精度な3次元測定を行うことができる。
固定設置する必要がなく、測定する部品の場所に簡単に持ち運んで、あらゆるサイズの対象物を測定できる。
◎TRACKPROBEの特徴
■広範囲に拡張できる測定範囲
i-Probeは、i-Trackerとの組み合わせにより、標準作業距離は6m、1ステーションの最長測定距離は10m。大規模な測定作業においても、ワンストップで高精度な3次元測定を実現する。
■高いパフォーマンス・正確な測定
高精度の光学センサ技術と独自のアルゴリズム処理により、測定対象物の幾何学的特徴形状・幾何公差を正確に検出・測定することができる。 体積精度は、49.0m³の測定範囲内で0.089mm、28.6m³の測定範囲内で0.067mm、10.4m³の測定範囲内で0.049mm。
■深く隠れた場所の測定に最適
i-Probeの長さは500mm(スタイラス長を除く)であることと、高度なアルゴリズム技術と組み合わせることで、対象物の一部が遮られても正確に検出でき、基準穴や隠れた箇所などの主要部分の3次元データを容易に取得できる。測定エリアが大幅に拡大し、測定がより便利になり、柔軟性が高く、複雑な内部構造、パイプ、穴、自動車部品や航空宇宙部品などの特殊形状ワークの測定に特に適している。
■動的トラッキング機能によるノンストップ測定
トラッカーの可視範囲内で、トラッカーはプローブの位置と姿勢をリアルタイムで追跡することで、i-Probeは自由に移動する事ができる。対応する座標系に自動で位置合わせを行うことで、プローブを再追跡することなく測定の継続性を確保できる。
■2種類のデータ転送モード
TRACKPROBEは有線と無線の両方の転送モードに対応しており、無線モードを使用することでケーブルなど機械的な制約を受けること無く、現場測定の作業性が向上する。有線モードでは、特殊な状況下でのデータ転送の安全性と信頼性を確保することができる。
■多様な環境下でも安定した対応
i-Probeは軽量で持ち運びに優れており、安定した信頼性の高い性能を持ち、振動、温度、湿度、光などの外的要因の影響を受けにくく、ダイナミックレファレンシング機能(動的測定機能)と組み合わせることで、位置ずれを計算・補正する。
これにより作業現場や屋外環境でも高精度な動的追従測定が可能で、複雑な曲面や高精度部品、大型構造部品などであっても正確な三次元測定が可能である。
プレスリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000030909.html