堺市で大阪ガスら、ICTを活用した「あんしん見守りサポート」実証プロジェクト

 堺市、大阪ガスセキュリティサービス(株)〔以下 OSS〕、NTT PARAVITA(株)〔以下NTT PV〕、大阪ガス(株)、西日本電信電話(株) 関西支店〔以下 NTT西日本〕は、SENBOKUスマートシティコンソーシアム※1の取り組みとして、堺市が設置している緊急通報システムを利用する堺市南区在住の高齢者世帯を対象に、ICTを活用した「あんしん見守りサポート」実証プロジェクトを開始する。

1 目的
 超高齢社会が進行する中で、独居の高齢者や高齢者のみの世帯がとくに堺市南区では多くなっており、急な体調変化が起きた際など緊急時の対応に不安を感じている人が増えている。
 堺市では、ひとり暮らしの高齢者等に緊急事態が発生したときに備えて、ボタンを押すと簡単に消防局等に通報できる緊急通報システムを希望する高齢者宅に設置している。今回の実証プロジェクトでは、高齢者が住み慣れた場所でいつまでも安心して過ごすことができる地域社会の実現をめざし、同システムに、生活リズムや睡眠のモニタリングができるICTを活用した2種類のセンサを組み合わせ、一体的にサービスを提供することによる高齢者の見守りや健康管理等の効果を検証する。
2 対象者
 緊急通報システムを利用いただいている堺市南区在住の高齢者20名
3 スケジュール
 (参加者募集期間) 2024年2月1日~2024年2月20日
 (実証期間) 2024年3月1日~2024年6月30日
4 参加費
 無料
 ※機器類の使用に関する電気料金及び通信費は参加者の負担。
5 概要
 緊急通報システムを利用している堺市南区在住の高齢者宅を対象に、大阪ガスの人感センサ機能を備えたIoT対応ツナガルde警報器「スマぴこ」と、NTT PVのシート型睡眠センサ「Active Sleep Analyzer」を設置する。昼間の時間帯は高齢者の宅内移動の有無を人感センサで探知し、夜間の時間帯(睡眠時)は高齢者の就寝状態を睡眠センサにより計測する。
 高齢者本人に通常の生活を送っていただきながら、昼夜を問わず生活パターンや睡眠状態を見守り、24時間体制で緊急時等に迅速な対応ができる体制の確保に加えて、睡眠改善アドバイス、病気の早期発見、健康管理等を行うサービス「あんしん見守りサポート」の実証を行う。
 異常探知時の高齢者のご家族等への連絡、看護師による電話での健康相談等を一体的に提供し、高齢者が安心・安全に暮らせる仕組みの構築をめざす。

プレスリリースサイト(osakagas):https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2024/1772501_56470.html