スマートロボティクス、ステラリンク、マクニカが共同で電子看板ロボット参入

(株)スマートロボティクス、(株)ステラリンク、(株)マクニカは共同で、デジタルサイネージ(電子看板)ロボット市場に参入する。10月6日(金)~9日(月)に東京都大田区の羽田エアポートガーデンで行った実証試験で、固定型のデジタルサイネージに比べ視聴率が6~10倍と高かったことから、初期モデル「AdRobot(アドロボット)」の販売を始める。初期モデルの価格は仕様によって異なり、1台850万~950万円。完成度をさらに高めて2024年4月に本格販売する計画。将来的にはアバター(仮想空間のキャラクター)遠隔接客や決済システムなどの機能を追加する計画で、商業施設の集客をはじめ、遠隔操作による災害時の誘導や監視業務への活用を見込むとのこと。
(画像:羽田エアポートガーデンの実証実験で自立走行するAdRobot)

このデジタルサイネージロボットは、スマートロボティクスの人工知能(AI)カメラ搭載・自律走行の50インチ大型ディスプレー搭載ロボットと、ステラリンクのクラウド型配信システムのデジタルサイネージコンテンツ及び各種クラウドサービスを組み合わせることで、ロボットの位置情報を活用した最適な広告案内や店舗への誘導を実現する。マクニカは初期モデルの販売代理店となるほか、本格販売に向けてセンサ・カメラの提供やコンテンツ配信情報の統合分析を検討しているという。

ニュースリリースサイト(smartrobotics):https://www.smartrobotics.jp/news/2023/1019