TechShare、新型電動4足歩行ロボット Unitree Go2 国内販売開始

TechShare(株)は国内総代理店としてUnitree社の新型電動4足歩行ロボットUnitree Go2 R&D版の日本国内向けの予約販売を2023年9月25日に開始した。

今回予約販売を開始したUnitree Go2は、2022年3月に販売を開始したUnitree Go1の後継機となる小型の電動4足歩行ロボット。
電動4足歩行ロボットは、従来人間が行っていた巡回監視業務の自動化のため、遠隔からの巡回監視や画像検査などへの実用化を目指して、現在幅広く実証実験が行われている。広い敷地内や危険な経路、人間が巡回しにくい場所を含めた、工場やプラント、トンネル、配管、床下などを含めた建設現場や工事現場、田畑・農場などの不整地や障害物が多い環境など、特にこれまでロボットでは自動走行が難しい環境における巡回監視作業で、電動4足歩行ロボットには大きな期待が寄せられている。

今回、TechShareが国内販売を開始するUnitree Go2は、利用目的別に下記の2つのモデルに大別される。
□ Go2 R&Dモデル(Enterprise Modelを含む)…2次開発可能
□ Go2 Air/Proモデル…ソフトウェア開発不可能

Go2 R&Dモデルは、理工系大学、企業の研究所や先行開発部門など、広く研究開発や実証実験などのエントリーモデルとして利用されているUnitree 社の電動4足歩行ロボットの中で、最も人気の機種Go1の後継となる最新製品。
Unitree Go2 R&Dの主な仕様は下記の通り。

<Unitree Go2 R&D(標準版)の主なスペック>
本体サイズ       :約70cm x 31cm x 40cm(立脚時)
重量          :約15kg(バッテリー重量を含む)
最大走行速度      :約13.3km/h(3.7m/s)
段差乗越え能力(階段) :16cm
最大登坂角度      :40°
バッテリー駆動時間   :約2-4時間
バッテリー容量(交換式):15,000mAh(Long)
搭載センサ:
  □ 4D LiDAR L1(360度半天球型/検知距離30m)x1基
  □ 広角HDカメラ(正面)x1基

<Unitree Go1(旧型モデル)からの主な改良点>
1) 12cmから16cmに改良された段差乗越え能力を含む、更に進化した不整地形の歩行性能
2) 2倍以上にアップしたバッテリー容量と大幅にアップした連続歩行時間
3) パワーアップした搭載モータによる積載可能重量の改善
4) 360度半天球範囲が検知できる4D LiDAR L1の標準搭載による障害物検知機能の強化
5) 搭載コンピュータ性能の改善、ナビゲーション用搭載センサ(Optional)の性能向上

Unitree Go2の国内販売価格はオープン価格で、Unitree Go2 Airに関しては、2023年10月末までアーリーバードキャンペーンとして、¥498,000(税抜)で販売。
Unitree Go2の国内出荷開始の予定は、Go2 Airは10月末頃、それ以外のモデルは2023年末頃の予定。

ニュースリリースサイト:https://www.dreamnews.jp/press/0000287659/?m=media&u=