(株)FUJIは、愛知県武豊町と連携し、武豊町内に住む独居高齢者を対象とした生活行動の見守り、迷い人の可能性検知の効果測定を目的とする実証試験を2023年6月から開始する。この実証試験は約20名の参加者規模で、期間は約4ヶ月間実施するという。
今回の実証試験は、2022年度「ガバメントピッチ」(主催:関東経済産業局 共催:中部経済産業局等 協力:東海北陸厚生局等)にて地域・社会課題の発掘と解決に向けたマッチングが行われ、FUJIが開発を進める健康見守りシステムと、武豊町が抱える高齢者の自立した生活維持における課題解決をしたいという両者の思いが一致して実現したものである。今後FUJIは積極的な社外連携を進め、健康寿命延伸のための健康見守りシステムの実現と発展に取り組むとしている。
■健康見守りシステムとは
FUJIは移乗サポートロボットHugに続く介護・ヘルスケア向け製品として、自宅で暮らす独居高齢者向けの健康見守りシステムの開発を進めている。
自宅内での生活行動をデータ化することで、高齢者本人や、そのご家族でも気付くことが難しい小さな変化を捉えることができる。
“いつもと違う”小さな変化を捉えることで早期のフレイル検知と予防的介入に繋げ、自宅における自立した生活維持をサポートする。
■健康見守りシステムの特徴
◆人感センサ、ドアセンサにより生活行動をデータ化(トイレ利用、屋内移動、睡眠、外出など)
◆蓄積されたデータからAI分析にて生活行動の可視化と変化点の抽出
◆変化点を抽出後、クラウド経由でスマートフォンなどへプッシュ通知可能
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000101249.html