ルートレック・ネットワークス、肥料オンデマンドサービスを開始

(株)ルートレック・ネットワークスは、同社が開発するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の顧客に向けて、点滴潅水に適した高品質な肥料を安定的に供給する肥料オンデマンドサービスを2023年4月より正式リリースした。

●肥料オンデマンドサービス 概要
 国内の農業においては、近年の燃料や資材の高騰に加え、国際情勢の影響等で、2021年より化学肥料の供給が不安定な状況となった。農業生産者においては、十分に利益を確保すること及び作物の安定供給が難しい状況が続いている。国際情勢の変化によっては、今後も肥料の確保が困難になるリスクを抱えている状況で、これらを解決する事は、食料安全保障の観点でも非常に重要である。

 ルートレック・ネットワークスが開発を行うAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、パイプハウス向けのスマート環境制御機器として、国内のイノベーター農家を中心に約360台(※1)普及している。同社は、化学肥料の安定供給の課題を解決するために、ゼロアグリを導入している顧客向けに、点滴潅水に適した高品質な肥料を、必要なときに必要な量を購入することができる「ゼロアグリ肥料オンデマンドサービス」を開始いする。
※1 2023年3月末時点

 肥料の入手難が続く中で、本サービスにより、利用顧客向けに在庫の優先確保を行い、生産者は安定的に肥料を購入することが可能である。今作で注文した量を次作でも購入できるように専用で確保し、肥料が入手不可となるリスクをなくす。また、ゼロアグリでは肥料の使用量をクラウド上で管理しているが、肥料在庫がなくなりそうになった際に自動通知する機能も、今後開発予定であるとのこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000060692.html