IoEプラットフォーム「Ecogenie+」で高圧スマートメーター Bルートの利用が可能

NextDrive(株)は、IoEプラットフォーム「Ecogenie+」にて高圧スマートメーター Bルートの利用が可能になったことを発表した。
この度、高圧設備における初の事例として、シーキューブ(株)の三重支店にて、受電電力、太陽光発電量、EV(電気自動車)充放電器を統合管理するエネルギー管理システムとして導入された。

■市場を取り巻く環境 昨今、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、企業の自家消費型太陽光や蓄電池、EVの導入が広がり、エネルギー設備の統合管理の必要性が高まっている。
しかしながら、高圧、低圧設備を同一の仕組みで、低コストかつ簡便に構築することが困難だった。

NextDriveのIoEプラットフォームは、その特徴である設置・設定の容易さ、幅広い機器との接続性を活かし、素早く手軽にエネルギーデータの収集、可視化、制御が可能となった。
今回、Attoが高圧スマートメーターとの接続でECHONET LiteのAIF認証を取得したことで、低圧から高圧まで、ワンストップに接続・管理・制御を実現する。
Attoと高圧スマートメーターを直接接続し、スマートフォンアプリを利用して設定が可能。
特別な機器やソフトは不要、数分で高圧メーターからのデータ取得が可能。

■シーキューブ(株)への導入設備
◎太陽光発電パネル
◎ソーラーパワーコンディショナ
オムロン ソーシアルソリューションズ(株)
完全自家消費型太陽光発電システム用
KPW-A55-2PJ4/KPW-A55-2J4
◎高圧スマートメーター
中部電力パワーグリッド
◎電気自動車充放電器
椿本チエイン
eLINK TPS10-A

■IoEゲートウェイ「Atto」
洗練されたデザインと安定したネットワーク通信が特徴で、4G LTEのSIMを内蔵し、Wi-Fiが届かない環境下でもネットワーク通信に対応する。センサなどのデバイスと併用すると、スマートフォンで気軽に電力可視化と家電の遠隔操作などが可能となる。
「エコーネットコンソーシアム」が制定した、国際通信プロトコルECHONET LiteのAIF認証(Application InterFace認証)を取得済。
また、Modbus RTU通信とModbus TCP/IP通信を標準サポートし、同プロトコルに対応している機器であれば、短期間でIoEプラットフォームを通じた利用ができるようになる。
RS-485やEthernetを介してIoEプラットフォームのエンドツーエンドのサービスを利用でき、モバイルアプリを通じて手軽にセットアップ、Web APIを利用したデータ取得が可能。
優れたデザインに贈られるグッドデザイン賞を受賞(2020年度)。

サイズ:122mm × 122mm × 38.6mm(壁掛けを含む)
電源:AC 100〜240V 50/60Hz
無線通信規格:Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac) / Bluetooth Low Energy (BLE) 4.2 / Wi-SUN (Rohm BP35 C0) / 4G LTE
SIMカード:nano SIM内蔵

■IoEプラットフォーム「Ecogenie+」
NextDriveのIoEプラットフォームは、分散するエネルギー設備のネットワーク化を素早く、手軽に実現する。
様々な通信プロトコルをサポートし、通信の安全性も確保したエンドツーエンドのコネクティビティをPaaS(Platform as a Service)型で提供、大きなリソースを確保することなく、サービスの成長に応じた形で拡張していくことができる。
IoEプラットフォームを採用されたお客様は新規サービスの立ち上げ、エネルギーデータを活用した新たな価値創出に集中することが可能。
令和4年度の新エネ大賞で、新エネルギー財団会長賞を受賞した。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000045698.html