ams OSRAM、新UV-C LED発表、高い電力変換効率と最高レベルの殺菌効果

●ポイント
・ams OSRAMの新しいOSLON(R) UVファミリー製品は、社内テストで平均5.7%という市場をリードする電力変換効率と、265nmでの最高レベルの殺菌効果を実現
・単一のダイ光源から出力される100mWの極めて強力な光出力とコンパクトなパッケージ設計により、UV-C照射を必要とするあらゆるアプリケーションを支援
・OSLON(R) UV 6060は、表面殺菌などの民生用途から、公共スペースにおける上層空気処理などの産業用途まで、その可能性を拡大

ams OSRAMは、高出力UV-C LED の殺菌用途向け製品ラインアップを拡充する。OSLON(R) UV 6060は、最高の殺菌効果を発揮する265nmの発光波長で、単一のダイ光源から100mWという強力な出力を提供。ams OSRAMは、社内テストで確認済みの市場をリードする電力変換効率と合わせ、UV-C処理市場に最適なシステムソリューションを提供する。

200~280nmの波長域、いわゆる太陽からのUV-C照射は、地球の大気を通過しないため、細菌やウイルスはそれに対する防御メカニズムをほとんど進化させていない。人工的に発生させたUV-C照射を細菌に照射すると、ウイルスや細菌といった微生物のDNAを変化させるため、その細胞構造を攻撃し、複製能力を喪失させる。

そのため、UV-Cランプはすでに長年にわたり殺菌用途に使用されている。これまで使用されてきた、体積が大きく、波長が制限されている水銀ランプと比較して、高度なAIGaN(窒化アルミニウムガリウム)技術に基づいたUV-C LEDは、従来の光源よりも堅牢な設計となっている。また、6mm×6mmのコンパクトなフットプリントにより、スペースに制約のあるアプリケーションでも柔軟に設計できるメリットを提供し、洗濯機やエアコンなどの使用箇所にLEDを直接設置することができる。OSLON(R) UVファミリーの高出力バージョンは、250mAで平均100mWの光出力を達成する。

ams OSRAMは、長年にわたりUV-Cテクノロジーの分野で活躍してきた。高出力UV-C LEDは、低出力から中高出力の製品で構成される、競争力の高いOSLON(R) UV LEDポートフォリオを拡充するもの。OSLON(R) ファミリーの低出力および中出力バージョンは、コンパクトなサイズで性能をさらに向上させており、満足度の高いものになっているという。

UV-C処理についての詳細情報は以下のサイトを参照。
 https://ams-osram.com/applications/lighting/uv-c-treatment
また、そのほかの問合せは、同社テクニカルサポートへ。(以下URL)
 https://ams-osram.com/support/technical-support-form

※本プレスリリースは、2022年9月15日にドイツ・ミュンヘンおよびオーストリア・プレムシュテッテンで発表したプレスリリースの抄訳版。

プレスリリースサイト:https://www.dreamnews.jp/press/0000266830/