アイサンテクノロジー(株)は、(株)マップフォーが開発をした、バックパック型3次元マッピングシステム「SEAMS(シームス)」の販売を開始した。
SEAMS(Small,Easy & All-around Mapping System)は、バックパック型の本体に、3DLiDARやカメラ、各種センサを搭載し、歩きながら周囲環境(全周360度)の3次元点群データを取得するシステム。SLAM技術※を用いているため、GNSS による位置情報が得られない場所でも、正確な位置情報を取得できる。
※SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)とは、レーザー点群から環境地図を作成するのと同時に特徴点をマッチングして自己位置推定する技術の事で、屋内などの環境でも自己位置推定を行うことができる。
【製品の概要】
本システムは、マップフォーが自動運転の分野で培った技術より開発した三次元点群計測機を用い計測を行うことができる。
●3D LiDAR、IMU、GNSS、カメラを搭載
●場所を問わず、計測可能
●耐振動性
●軽量
●コンパクト
●直感的なUI
バックパック型の為、車両が進入できない狭路や、走行が難しい場所でも、歩行することで安全に計測をすることが出来る。また、計測機器の設置が困難な場所や、人の往来が激しい都市部などの計測にも有効である。
【製品の特長】
●SLAM技術を採用している為、衛星不可視状態でも計測できる。屋内、工場等の施設の計測も可能。
●機動性が高く、車両の乗り入れが出来ない場所での計測も可能となり、従来のモービルマッピングシステム、固定式レーザースキャナーとは違った計測機として活用できる。
また、アイサンテクノロジーの点群編集システム「WingEarth(ウイングアース)」を用いることにより、データ収集から地図作成までトータルで業務を支援する。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000050415.html