Agx、熱中症対策を目的とするIoTを活用した「安全管理ソリューション」を発表。

Agx(株)は、IoT技術を活用したデータ可視化ソリューション「ThingBridge VISION(https://thingbridge.jp/vision/)」のアプリケーションの一つとして「安全管理ソリューション」を発表した。

「安全管理ソリューション」は主として屋内外で作業に従事する人員の体調管理、特に熱中症の予防を目的として高砂熱学工業(株)と共同で開発されたIoTソリューション。同ソリューションはITに不慣れな方にも利用しやすいように設計されており、温湿度センサや皮膚温度センサを用いた作業エリアの環境情報や個人の周囲の環境情報を簡単に可視化することができる。
現在この仕組みを高齢者施設へ応用し入居者の居住環境や体調管理を行うツールとしての有効性の確認のための実証実験を2022年4月から行っているとのこと。

「安全管理ソリューションの特徴」
●マルチセンサ対応
温湿度センサー
・場所に設置することで周囲の環境情報の収集
・人が携帯することでその人の周辺の環境情報の収集
皮膚温度センサー
・センサデバイス装着者の皮膚の温度の収集

●マルチデバイス対応 ​
「安全管理ソリューション」は簡単にIoTデータを確認することを目的として開発されており特別なアプリケーション等のインストールは必要ない。利用者はパソコンやスマートフォン、タブレットのブラウザからシステムにアクセスするだけですべての機能の利用が可能となる。普段ITに不慣れな人でも直感的に利用することができる。​

●ヒートマップ機能
収集された温湿度データはヒートマップ機能により、過去24時間の温度・湿度・暑さ指数(WBGT)近似値をグラフィカルに表示することができる。これによりセンサを設置した環境の温度・湿度の変化を俯瞰的に確認することで作業現場の環境改善に寄与する。​

●グラフ表示機能
収集された温湿度データと皮膚温度データは過去1日、1週間、1か月単位でグラフ表示を行うことが出来る。またこれらのデータはCSV形式でダウンロードを行うことが可能となり、収集された時系列のデータを活用し統計分析などに役立てることが出来る。​

●ALL in ONE パッケージソリューション
安全管理ソリューションはシステムなどの開発を行うことなく温湿度センサーや皮膚温度センサーとデータ受信用のルータを環境に設置するだけでシステムを利用することが出来る。 同ソリューションを利用することで作業担当者や高齢者の方々の日々の温湿度などの情報を可視化し環境改善に役立てられるツールを目指すという。
安全管理ソリューションは2022年5月16日から夏場に向けてアーリートライアルユーザーの募集を開始する予定。

※安全管理ソリューションは医療機器ではない。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000038068.html