dSPACEは、dSPACE Automotive Radar Test System(DARTS)のラインナップを拡大し、車載レーダーセンサの自動エンドオブライン(EOL)テストソリューションを発表した。同社がNOFFZ Technologies社と協力して開発したこの新たなテストソリューションを使用すると、レーダーベースの運転支援システムの信頼性と精度が向上するという。
近年のEOLテストベンチは、放物面鏡を用いて平面波を生成するコンパクトアンテナテストレンジ(CATR)方式を採用しており、特に大量生産時に使用される。このようなテストベンチでは、長い距離を必要とする遠方界でのセンサの適合を小規模なセットアップで行うことが可能なため、従来の「直接遠方界」(DFF)テストシステムと比較すると、必要な設置面積がわずかで済む。
レーダーセンサの適合では、極めて反射性の低い吸収材を使用した暗箱と統合されたレーダーターゲットシミュレータが用いられます。ここでは、高精度のドライブを使用してレーダーセンサを放射中心の周りで縦横両方向に回転させるというテストシーケンスをあらかじめ定義して実行する。つまり、このテストシステムは特に4Dレーダーやイメージングレーダーといった最新のレーダーセンサの適合に適しているとのこと。
ニュースリリースサイト(dSPACE):
https://www.dspace.com/ja/jpn/home/news/dspace_pressroom/press/automated-validation-and-calib.cfm?nv=nb