新型ドローン「Next」シリーズによる次世代の橋梁点検手法の実証実験を実施

日本アジアグループ株式会社傘下の国際航業株式会社(以下「国際航業」)と、株式会社エアロネクスト (以下「エアロネクスト 」)は、エアロネクストの新型ドローン「Next INDUSTRY™」を活用した次世代の橋梁点検手法の実証実験を実施した。

橋梁点検は、国が定める統一的な基準により、5年に1度、近接目視による点検を行うことが定められている。今後、この点検サイクルを継続していくためには、管理橋梁数が膨大であることによる財政負担の軽減、作業者の経験値・技術力に左右されない、品質の均質化が求められて来るであろう。このような橋梁インフラの安心・安全を継続的に確保していくための課題解決には、ドローン等を活用した点検業務の効率化が必須となる。

本実証実験では、エアロネクストが持つ独自重心制御技術4D Gravity™を搭載したドローン「Next INDUSTRY™」により、機体とカメラやセンサーなどの搭載物の物理的な距離を確保し、従来のドローンでは難しかった対象物への接近や狭い空間への侵入、橋梁現場での安定飛行を実現した。今後は搭載物の重量が機体の飛行に影響を与えない4D Gravity™の利点を最大限に活かして、橋梁点検専用Next INDUSTRY™には24時間飛行を実現する地上給電システムを採用する予定とのこと。

インフラ整備の豊富な実績を持つ国際航業とエアロネクストは、橋梁点検専用Next INDUSTRY™の実用化に向けて、非GPS環境下で自律飛行が可能な制御プログラムを搭載した実用機体を開発し、点検業務の効率化とコスト削減を両立するドローンの本格的な活用を目指すという。


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