エーアイシルク(株)は、高機能な導電性繊維「LEAD SKIN®」を使用した繊維センサー機器のリファレンス・デザインとして、アナログ・デバイセズ(株)のインピーダンス測定用に設計されたアナログ・フロントエンド「AD5940」を採用し、繊維センサソリューションの提供を開始する。
シルクを染色技法で導電性機能を持せる研究開発から事業を始めたエーアイシルクは、ポリエステルなどの合成繊維にも適用素材を拡大し、移転拡張した量産工場において、2021年10月より、高機能な導電性繊維「LEAD SKIN®」の生産を開始している。スポーツ、医療、産業、ロボティクスなど幅広い分野に対して、導電性繊維の提供体制を構築した。
今回採用したアナログ・デバイセズのアナログ・フロントエンド「AD5940」は、インピーダンス測定などの電気化学ベースの高精度の測定技術を必要とするポータブル・アプリケーション向けに設計された、高精度かつ低消費電力のアナログ・フロントエンドである。エーアイシルクの導電性繊維を計測するための専用センサ機器(デバイス)を用意している。
LEAD SKINの製品概要
・高く均質で従来よりも高い導電性(1Ω/sq)繊維材料(繊維センサへ応用)
・安全、清潔、長寿命(水に濡れても錆びない)
・洗濯しても劣化なしに細菌・ウイルスを寄せつけない
・安全に電磁波をブロックできる
AD5940の主な特長
・電気化学計測に最適な高精度アナログ・フロントエンド回路(TIA,ADC,DAC)内蔵
・信号発生、DFT演算デジタル回路内蔵
・ポータブル向けに最適化された小型パッケージ、低消費電力・センサ計測のサイクル制御機能
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000069388.html