SensiML™ Corporationは、オンセミ(onsemi)と提携して、自律的なセンサデータ処理と予測モデリングのための完全な機械学習ソリューションを提供することを発表した。
今回の協業では、SensiML社の開発ソフトウェア「Analytics Toolkit(アナリティクス・ツールキット)」とオンセミの「RSL10センサ開発キット」を組み合わせ、産業用プロセス制御やモニタリングなどの、エッジセンシングアプリケーションに最適なプラットフォームを構築する。
SensiMLのAI機能は、RSL10プラットフォームが提供する高度なセンシング機能やBluetooth® Low Energy接続機能と組み合わせた小さなメモリーフットプリントでサポートされており、高度に動的な生のセンサデータのクラウドでの分析を必要とすることなく、洗練されたスマートセンシングを実現するという。
◇低消費電力の自律型エッジノードアプリケーション
RSL10センサ開発キットは、業界で最も低消費電力のBluetooth® Low Energyコネクティビティを特長としており、RSL10無線機能と幅広い環境センサおよび慣性モーションセンサを、小さなフォームファクターのボードに組み合わせており、SensiML Toolkitと容易にインタフェースできる。
RSL10ベースのプラットフォームとSensiMLソフトウェアを併用することで、データサイエンスやAIの専門知識の有無に関わらず、産業用ウェアラブル、ロボット、プロセス制御、予知保全などのアプリケーションに低遅延のローカルAI予測アルゴリズムを容易に追加できる。 その結果、自動生成されたコードにより、生のセンサデータが発生したその場で重要なインサイトイベントに変換する、スマートセンシングの組み込みエンドポイントを実現し、リアルタイムで適切なアクションを実行できる。
さらに、このスマートエンドポイントは、貴重なインサイトを提供する場合にのみデータ通信することで、ネットワークトラフィックを大幅に削減するとのこと。
提供状況
SensiMLのアナリティクス・ツールキットとオンセミのRSL10センサ開発キットは、それぞれの会社から提供中。 詳細は、SensiML の情報ページ(https://sensiml.com/partners/onsemi)を参照。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000035474.html