VIA Technologies, Inc.は、台湾時間の 12 月 2 日、バスやトラックなどの大型車両に最先端の衝突警告やドライバーモニタリング機能を追加することができ、車隊運行管理者に迅速な対応と利便性の高さをもたらす「VIA Mobile360 M800 ビデオテレマティクスシステム」を発表した。
「VIA Mobile360 M800」は、IP67 規格に準拠した超小型のシステム、フロント ADAS カメラ、ドライバーモニタリング用室内カメラで構成され、運行管理者がさまざまな車両タイプに装置を設置し、道路前方に潜む危険や、ドライバーの注意散漫、眠気、スマートフォンの使用、喫煙などの兆候を検出するために、カメラを最適な位置に配置するために必要な柔軟性を提供する。
また、オプションの ADAS ディスプレイは、自車の前方に危険な範囲に入ってくる歩行者などをシステムが検知した際に、ドライバーにタイムリーに視覚と音声による警告を行なう。
VIA Mobile360 M800 ビデオテレマティクスシステムは、大型車両への設置が容易で、過酷な運転環境においても揺るぎない信頼性を提供する柔軟なソリューションを提供する。そのハイライトは以下の通り。
●ドライバーモニタリングシステム
疲労、注意力散漫、スマートフォンの使用、喫煙などの兆候を検知すると、ドライバーに警告を発する。
●衝突警告
歩行者などが車両の前方に接近したことを検知すると、ドライバーに警告を発し、タイムリーに回避行動をとることが可能。また、衝突警告の映像を自動的に記録してクラウドにアップロードし、フォローアップと分析を行う。
●AI を活用したドライバースコア
本システムは、DMS、LDW、FCW およびハードレブリング、ブレーキング、コーナリングの G センサデータを組み合わせることができる。ハードレブリング、ハードブレーキング、ハードコーナリングのデータにより、運行管理者はドライバースコアを計算し、ドライバーの健康やパフォーマンスに悪影響をおよぼす問題を特定することができる。
●豊富な接続性
WiFi、Bluetooth、GPS に加え、イーサネットコネクターを搭載しており、車両に搭載されている既存のテレマティクス機器との連携が可能。また、オプションで 4G LTE ワイヤレスカードも用意。
●エッジ・トゥ・クラウドの迅速な導入
本システムは VIA Fleet SDK、EVK および BSP パッケージの包括的なスイートを備えており、AWS および Microsoft Azure を含む主要なパブリック-クラウド-プラットフォームとのスムーズな統合を可能にする。
●VIA Fleet Cloud Management Portal
VIA Fleet Cloud Management Portal は、AWS のアプリケーションおよびサービスの統合を加速する。Amazon KVS を使用した 50 時間のライブストリーミングを含む VIA Fleet Cloud Management Portal の30 日間のデモンストレーションは、オペレーターがリアルタイムの車両追跡、ビデオアップロードによる衝突警告、トリップ履歴、およびシステムで実現される他の車両管理機能のホストを評価するために利用できる。
●堅牢なデザイン
本システムは IP67 規格に準拠し、ISO-16750-3 Test VII の衝撃・振動規格に適合している。FOV-60.8°1080p ADAS カメラと FOV-103°1080p DMS カメラも IP67 に準拠している。
ニュースリリースサイト(VIA):https://www.viatech.com/ja/tag/via-mobile360-ja/