2022年より昆虫サイボーグ化技術の実用化に向け、日本でのマーケティング活動開始

レステック(株)は、2022年より昆虫サイボーグ化技術の実用化に向けた日本でのマーケティング活動をスタートする。
なお、本技術は日経トレンディ 2022年1月号に掲載された。
(https://info.nikkeibp.co.jp/media/TRE/)


■「昆虫サイボーグ」技術について
 cmスケールの小さなロボットを作る技術は世の中にたくさんあるが、電力の消費が高く、ただ「動く」だけでも数分しか駆動できず、無線通信やカメラ・センサなどの機能を取り入れるとさらに駆動時間は短くなり、実用的ではなかった。
 これらの課題を解決する方法として、小型チップを搭載した昆虫サイボーグ技術がある。開発したサイボーグ昆虫は、単純に「動く」(行動制御)だけでなく、あらかじめインプットされたアルゴリズムに基づき自律的に障害物を避けて、指定の目的地までたどり着くことが可能であり、カメラ・センサを通じて人を検知する機能を備えている。
 災害時に人が入るのが危険ながれきの中での行方不明者捜索や、事故や犯罪を未然に防ぐ監視モニターなど、様々な分野へ応用していくという。
※本技術はシンガポール/南洋理工大学・佐藤研究室にて実用化に向けた研究が進められている。

研究室サイト:https://hirosatontu.wordpress.com/research/