(株)要は、国立大学法人北見工業大学との共同研究で、道路維持管理システム「セーフロードV」を開発し、12/1(水)から予約販売をスタートする。「セーフロードV」は、車種を問わず、どの車であってもセンサを取り付けて走行させるだけで、路面の凹凸を計測することができる。アプリでも管理が可能なシステムで、従来の専用計測器を使うよりも簡易的かつ低価格で活用することが可能という。
【北見工大の研究室と共同開発!簡易的・低価格で活用可能な路面凹凸計測機】
「セーフロードV」は、北見工業大学知財が有する簡易路面平坦性測定装置とICT技術を活用し、路面の凹凸を車の走行で計測するシステム。
国土交通省が平成28年に公開した舗装点検要綱では、「点検⇒診断⇒措置⇒記録」のメンテナンスサイクルを構築することで、舗装の長寿化と予防保全に努めるよう示された。国道や、県道だけでなく市町村道においても、舗装の定期的な点検と点検結果に基づく診断・措置、および取得データの記録が必要となった。
現在、広く使われている路面の凹凸計測器は、決められた車にしか取り付けることが出来ないため、機器を準備するだけでも導入コストがかかる。そこで、同社では、車種にとらわれず、どの車でも取り付けることができ、低価格で導入できる計測器とシステムを開発した。2020年9月~11月、北見市と北見地区道路管理協同組合で実証実験を行ったとのこと。
◆道路維持管理システム「セーフロードV(ブイ)」概要◆
機能① センサーでIRIデータの取得と可視化 日常道路パトロールと並行
道路の凹凸の点検は、市民が生活するうえで、安心・安全に直結するので、公平かつ準則に対応が求められる。路面の補修箇所の早期発見と道路状況のデータベースを蓄積することで、道路の長寿命化に貢献する。システムは、日常点検における日々のパトロールにも対応している。
(※画像中 IRI:乗り心地を評価する指標の一つで路面の凹凸の程度を示す。)
機能② 道路状況撮影データのアップロードと情報共有 日常点検の負担軽減
現行の路面の点検方法は、凹凸があったときに測定したうえで、車から降りて現場の写真などを撮影する必要があった。しかし、開発したシステムを使用すれば、車から降りることなく、現場の画像を取得することが可能である。また、スマートフォン等から写真データをシステムに取り込み、現場の情報をデータで迅速に、従来よりも簡単に共有することができ、業務の効率化にも貢献する。帳票機能を備えたほか、アプリでデータの管理ができるように開発し、使いやすさも追及している。
予約販売:2021年12月1日(水)~
製品に関する問い合わせ:sol@kanamekey.com (担当:浅原)
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000038875.html