Luxonusは、当社比2倍の空間分解能(0.2mm→0.1mm)となる新型センサの開発に成功し、研究用の理化学機器として光超⾳波3Dイメージング装置の外販に向け、受注を開始した。
新型センサによる超高解像度3D画像については、第17回 ⽇本⾎管腫⾎管奇形学会学術集会にてポスター発表し、優秀ポスター賞に選出された。また、動物試験の結果について、第80回⽇本癌学会学術総会にて、東京⼯業⼤学ならびに慶應義塾⼤学との連名で口頭発表を行った。担癌マウスでは、非造影・無被ばくで腫瘍関連血管の3D画像(静止画、動画)を取得しているとのこと。
●新型センサによる画像比較(画像上2点)
新型センサを用いたヒトの指先の光超⾳波画像については、第17回 ⽇本⾎管腫⾎管奇形学会学術集会にて発表を行った。⾼分解能化によって描出できる⾎管の数が増えているのが明確に識別できる。
●担癌マウスを撮影した画像(画像下)
新型センサを⽤いた動物実験の結果について第80回⽇本癌学会学術総会にて発表を⾏った。静止画像を取得したことに加え、腫瘍深部の⾎管を動画撮影することによって世界で初めて腫瘍関連血管が生体内で動いている様子を3D動画としてイメージングすることができたという。
【Luxonusについて】
Luxonus(ルクソナス)は、キヤノンと京都⼤学が2006年度に開始した文科省イノベーションシステム整備事業(CKプロジェクト)を起源とする。同プロジェクトを引き継ぎ、2014年度から内閣府の⾰新的研究開発推進プログラム(ImPACT)で開発を進めた光超⾳波イメージングの装置を実⽤化するため、2018年12⽉に設⽴された。
本開発は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)ならびに国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の資金協力を得て進めている。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000084850.html