(株)SGSTは、新型コロナウイルス対応として飲食店、レジャー施設、医療機関向けにロボットによる非接触サービス化の展開を進めている。
今般、国内8か所にゴルフ場を有する隨縁グループのジャパンPGAゴルフクラブ(千葉県君津市)において、レストラン内の配膳・下げ膳をメインとしてロボットの利用がサービスの向上に繋がるかどうかを検証するための実証実験(POC)を実施した。
【配膳ロボット「BellaBot」の概要】
Pudu Robotics社の開発したBellaBotは優れた障害物回避能力や移動能力を有する最新式配膳ロボット。4層構造の大型トレイ(最大負荷10Kg/トレイ)と親しみやすいデザインでレストランにおける配膳と下げ膳を安全かつ正確に行う。コロナ感染症の防止や人件費削減に高い効果を発揮するという。
【実証実験の概要】
隨縁グループは格式あるゴルフ場としての「サービス品質」を重視しており、ロボットの活用でサービスの更なる充実が実現できるかを確認する必要がある。主として「配膳・下げ膳」をロボットに担当させるが、クラブメンバーに受け入れて貰えるかについて検証し運用面での改善/調整に向けて協議していく。
期間:2021年8月6日~16日
場所:ジャパンPGAゴルフクラブ内レストラン
検証項目:
① 厨房とホールの間において汁物配膳が可能かどうか。
② 実際の運用面において、スタッフがロボットとうまく協働できるか。人手不足を補う効果があるか。
③ 従来の配膳ワゴンとの併用を前提に、ロボットが下げ膳の妨げにならないか。
④ ロボットの活用によりお客様とのコミュニケーションとエンタテイメントの品質向上が期待できるか。
【SGSTのロボットソリューションについて】
同社では新型コロナウイルス対応で疲弊する飲食店や医療機関スタッフの負荷軽減を目的として、AI搭載のロボットによる非接触サービス化を提案している。飲食店での配膳ロボットの活用で感染リスクの低減や人件費削減が期待できるだけでなく、医療機関における紫外線照射ロボットの活用で効率的な除菌作業を実現している。また、規模の大きい病院では、院内の案内係ロボットとしての活用も提案していくとのこと。
ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000083716.html