アイサン、空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験に参加

 アイサンテクノロジー(株)は、国土交通省航空局が2020年10月に公募を開始した「空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験」の参加者として選定され、2021年2月に実証実験を行った。この度、本実証実験の結果が公開された。

 現在、空港での除雪作業の労働力不足が懸念されており、省力化・自動化が求められている。 空港除雪の省力化・自動化のために重要な技術である自車位置測定技術について新千歳空港の制限区域内において、積雪や降雪等の条件下で実際の運用速度(最高40km/h)にて実証実験を行い、実装に向けた課題の抽出を行った。
 同社は、株(株)建設技術研究所、及び(株)マップフォーと共に、廉価なGNSS/IMUの複合航法による位置推定手法を用いて実証実験に参加し、高精度な自己位置測定を実現した検証結果を報告した。本検証結果については、他実証実験参加者3件の結果と併せて開示されている。
今後も様々な自己位置情報に関わる実証実験への取り組みと、技術拡大を推進していくという。
1.実証日程:2021年2月2日~2月5日
2.実証実験実施体制
 アイサンテクノロジー(株):Eagleyeによる自己位置推定精度検証、実施計画、成果報告とりまとめ
 (株)建設技術研究所:Eagleyeによる自己位置推定精度検証、成果報告とりまとめ
 (株)マップフォー:Eagleyeによる自己位置推定精度検証
3.実証実験実施場所:新千歳空港制限区域内
4.検証結果:第3回空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験検討委員会【資料2】実証実験結果の報告
  https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk9_000047.html
5.使用機材:Eagleye(イーグルアイ)、Lidar、GNSSアンテナ・受信機、IMU、ホイルパルスセンサ
6.参考資料:2021年10月23日 国土交通省 (mlit.go.jp)
報道発表資料:空港除雪の省力化・自動化に向けた実証実験の参加者を募集します
~航空イノベーションの推進 空港除雪作業の労働力不足の解消を目指して~ –
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku09_hh_000152.html

ニュースリリースサイト(aisantec): https://www.aisantec.co.jp/ir/library/ir-releases/zm20210428.pdf