国内初、高齢者住宅に配膳・運搬ロボット「Servi」を試験導入

ソフトバンクロボティクス(株)の配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」が、2021年4月19日から4月23日までの期間、(株)ジェイ・エス・ビーが運営するサービス付き高齢者向け住宅「グランメゾン迎賓館京都嵐山」に試験導入される。高齢者住宅への「Servi」の導入は日本国内では初の試みとのこと。

「Servi」は、飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に働くことを目的に開発された配膳・運搬ロボットで、2021年2月から販売が開始された。店舗の業務効率化や顧客満足度の向上に加えて、来店客との直接的な接触を削減するなど、ニューノーマル時代に合った使い方も可能という。

ジェイ・エス・ビーでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら、高齢者住宅でのサービス提供を行っている。感染防止対策加の一環として、「Servi」の実証実験に先駆け、3月25日より「グランメゾン迎賓館京都嵐山」と「グランメゾン迎賓館大津大将軍」にソフトバンクロボティクスの除菌清掃ロボット「Whiz i(ウィズ アイ)」が導入されている。
今回、入居者とスタッフがより安心して過ごし働ける施設づくり、またスタッフの負担軽減と生産性向上の両立を目的として「グランメゾン迎賓館京都嵐山」に「Servi」が試験導入される。「Servi」の高齢者住宅への導入は今回が日本国内では初めての実証実験となるとのこと。

「グランメゾン迎賓館京都嵐山」に試験導入される「Servi」は、同施設の食堂スペースで配膳と下膳を行う予定。「Servi」が食事を席の近くまで運び、最後のテーブルへの配膳はスタッフが担当することで、サービスの質を低下させることなく、食事中の入居者とスタッフの接触を減らして感染対策をしながら、スタッフの負荷も軽減することを見込んでいる。

ソフトバンクロボティクスはジェイ・エス・ビーと協働し、入居者様とスタッフの健康と安心を確保できるニューノーマル時代の施設運営の形を追求していくとしている。

ニュースリリースサイト(softbankrobotics):https://softbankrobotics.com/jp/news/info/20210419a/