東北大学と(株)と日立ハイテクのジョイントベンチャーである(株)NeUは、8人までの前額部での脳活動を同時に計測し表示するシステムMPMS-HOT-2000-8(4人用はMPS-HOT-2000-4)を発売する。
MPMS-HOT—2000-8は、同時に8人までの脳活動をリアルタイムに計測し画面に一覧でモニタリングすることができ、同期したデータログが保存できる。脳活動センサHOT-2000は複雑なセットアップの必要がなく、容易に装着・計測を行うことができる。またワイヤレスで計測できるため、日常的な環境、たとえば、授業や会議、共同作業など人と人とのコミュニケーションの可視化や、一度にたくさんのデータを取得したいなどの用途に適しているとのこと。
システムの構成は、以下のとおり。
・ 脳活動センサー HOT-2000 8台 (4台)
・ コントロールセンター(PC) 1台
・ 計測ターミナル(PC) 2台 (1)
・ Ethernet Hub 1台
・ Ethernet ケーブル 3本(2)
・ 計測アプリケーション 1式
・ 専用ケース 1式
【「HOT-2000」について】
「HOT-2000」は、近赤外光を用いた脳機能計測技術NIRS(Near Infrared Spectroscopy)を活用した最新の開発製品。微弱な近赤外光を使って前額部の2点を計測するヘッドセット形状のウェアラブル型装置で、重量が約129グラムと軽量であり、装着してからすぐに計測が開始でき、日常環境でも手軽に使用することができる。装置本体は片手でひもを引くだけのワンタッチ装着、センサ部分はスライド機構となっており、左右60mmの範囲で調整ができ、リチウムイオン電池を搭載することで約4時間連続使用が可能。
プレスリリースサイト(NeU):https://neu-brains.co.jp/information/products/2021/03/29/1856.html