ボッシュ、メルセデス・ベンツ、および駐車場運営会社のApcoaは、将来、シュトゥットガルト空港にドライバーレスの完全自動駐車システムを導入し、自動駐車を通じて空港におけるストレス軽減に貢献したいと考えている。そのため、ボッシュとメルセデス・ベンツは共同開発を進める自動バレーパーキング(AVP)システムを営業運用に向けて整備する。
新型のメルセデス・ベンツSクラスは、将来のインフラ協調のAVPに必要な技術を備える世界初の量産車として、すでにAVPに対応している。利用者は、Sクラスの車がスマートフォンのコマンドを受信し、予約済みの駐車スペースに車両が自動的に進むことを可能にする同社のシステム「インテリジェントパークパイロット(INTELLIGENT PARK PILOT)」に対応する車両側の設定をオプションとして購入することができるとのこと。
自動駐車サービスの商用化に向けたパイロットテストは、シュトゥットガルト空港のP6駐車場にて実施する。ここでは、Sクラスに搭載された車両技術が、ボッシュのインテリジェントなインフラおよび駐車場運営会社のApcoaが提供するデジタルプラットフォームAPCOA FLOWとどのように連携するのかを、全社がテストする予定。このプラットフォームにより、駐車プロセス全体がチケットレスかつキャッシュレスとなる。
現在、空港の駐車場では、自動バレーパーキングサービス計画のパイロットテストに向けて準備が進められている。シュトゥットガルト空港での新型Sクラスを用いたパイロットテストを通じて、車両、インフラ技術、および駐車場運営会社の間の連携が円滑に行われ、利用者のために最適化されているかを確認するという。
プレスリリースサイト(bosch):https://www.bosch.co.jp/press/group-2010-02/