三井情報、『IoTプラットフォーム構築支援サービス on AWS』の提供開始

 三井情報(株)は、「IoTプラットフォーム構築支援サービス on AWS(以下 本サービス)」の提供を開始した。
 本サービスでは製造現場にある設備やセンサのデータをアマゾン ウェブ サービス(以下 AWS)上で収集・蓄積・可視化および時系列分析までを行うIoTプラットフォームの構築を支援する。三井情報は従前より蓄積したIoT技術のナレッジを活かして製造業界へのIoTプラットフォーム導入とデータ利活用を推進していくという。(画像:IoTプラットフォームの構成イメージ)

 昨今、製造業界では感染症の世界的大流行に伴う不確実性の高い状況下で、デジタル化による「企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)の強化」※1が求められている。製造現場におけるデジタル化にはデータ利活用が不可欠となり、それを支えるIoTプラットフォームが必要である。しかし、IoTデータはツールによって通信方式やデータ形式が異なるため、データを連携するIoTプラットフォームの構築にはセンサや設備を提供する企業やデータ蓄積基盤を構成する企業との調整が必要となり、現場担当者の負担になっていた。かかる状況を受け、三井情報はIoTプラットフォームの構築をワンストップで支援する本サービスの提供を開始した。本サービスではAWS上へのMKI Intelligent GW※2、OSIsoft®のPI System®※3、Seeqサーバ※4およびAmazon Auroraの構築を支援し、各システム間連携にかかる負担を軽減することで、企業のデータ利活用を後押しするとのこと。

※1 企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)の強化:「2020年版ものづくり白書」(経済産業省・厚生労働省・文部科学省)
 https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529001/20200529001-1.pdf
※2 MKI Intelligent GW: 各機械から出力されるデータを安全にPI Systemへ送信するゲートウェイ。
※3 OSIsoft PI System: MKI Intelligent GWから受信したデータをリアルタイムにつなぎ合わせて収集し、一元的に可視化できるデータ基盤。
※4 Seeq: 時系列データの可視化に特徴を持つソフトウェアで、プログラム等なしでデータの分析を可能にする。
ニュースリリースサイト(三井情報):https://www.mki.co.jp/news/solution/20200917_1.html