フジテック(株)は、同社製の既設エレベータ向けに、タッチレスでエレベータの操作ができる「非接触ボタン」の販売を8月3日から開始した。
この商品は本年4月から、新設のエレベータ向けに販売してきた「非接触ボタン」を、既設のエレベータ向けに商品化したもの。エレベータのボタンが設置された操作盤の交換 工事を行うことで、既存の建物でもエレベータに非接触ボタンを導入することができるという。
【商品概要】
既設エレベータのかご内と乗場(エレベータホール)の操作盤を、非接触ボタンの付いた操作盤に交換する※1ことでタッチレス操作を実現する。新しい操作盤には、プッシュ式ボタンに非接触ボタンが併設されたハイブリッド型を採用。乗場は各フロアの操作盤をそれぞれ交換する。
なお、交換後のプッシュ式ボタンは抗菌機能付き。これは素材に抗菌性樹脂を練りこんでおり、細菌の増殖を抑制するので安心して使用することができる。
※1 利用者の要望がある場合、非接触ボタンのみの操作盤を追加で設置することができる。また、かご内のインターホン呼びボタンと閉ボタンはプッシュ式を採用する。
【販売概要】
・標準工期:2日
・販売価格:個別見積もりによる
・対象機種:2005年以降に設置した同社標準型 エレベータ(定員15名以下)※2かつ、停止数12フロア以下
・発売日 :2020年8月3日
※2 2005年より前に設置したエレベータは、本体のリニューアルと合わせて、非接触ボタンに変更することが可能。また、2005年以降に設置した定員15名を超える同社エレベータも、非接触ボタンへ変更できる場合がある。詳細はお問い合わせのこと。
ニュースリリースサイト(FUJITEC):https://www.fujitec.co.jp/announcement/5994