2020年4月20付 IoT-EX(株)は社員のプライバシー保護とセキュリティ確保を両立し、企業向けBCP対策を可能にする、「濃厚接触者特定サービス Corona Tracer™(コロナ・トレーサー)」の提供を、2020年5月11日より開始すると発表した。
IoT-EX社は、企業のBCP対策を目的として、会議室等に設置したIoTルータを活用した「濃厚接触者特定サービス Corona Tracer™」を開発した。このサービスは、プライバシー保護と企業のセキュリティ確保を両立することができる。まず、企業の会議室など「三密」になりやすい場所に、IoTルータ(親機)を設置。そこに、Beaconアプリをインストールしたスマートフォン(子機)を持った社員が近づくと、社員の子機UUIDと距離を検知し、時刻と共に記録する。そのため、総務部門等の管理者は、感染した社員名を指定するだけで、濃厚接触の可能性のある社員名を簡単に特定することができるという。
この「濃厚接触者特定サービス Corona Tracer™」は、「Beaconデータ収集システム」と「濃厚感染者特定システム」という別々のシステムを、IoT-EX社が提供する「IoT-HUB*1」と「IoTルータ*2」を経由し、必要なデータを必要な時に必要な分だけ取得する仕組み(特許取得済)になっており、管理者が誰かの行動を監視し続けることはできない仕組み(特許取得済)になっている。そのため、高いプライバシー保護とセキュリティ確保を両立することが可能。現時点では、企業のBCP対策として使える特徴を持った世界初の濃厚感染者特定サービスとしている。(特許出願中)
*1 *2 この技術は東京大学生産技術研究所での研究成果を社会実装したもの。
ニュースリリースサイト(IoT-EX):https://www.iot-ex.co.jp/news/news_200420.html