Bluetooth5.0に対応したIoT温湿度センサ「BC-10」を発売開始

CYBERDYNE Omni Networks(株)、ならびに(株)コヴィアは、Bluetooth5.0に対応したIoT温湿度センサ「BC-10」を実売想定価格6,800円(税抜)にて2020年5月より発売すると発表した。

現状、温湿度管理においては、アナログ温湿度計を設置して巡回管理したり、空調レベルでの温度調節に留まっており、また、従来品のネットワーク対応型温湿度センサは高額で、システムの自由度が低いため、管理・記録・異常の検知を自動化することは導入の敷居が高いものだった。

「BC-10」は、サイズ44mm×44mm×8mm、重さ19gのコンパクト設計。環境センサの中でも利用の多い温湿度に特化して低価格化したもので、交換可能なコイン形リチウム電池CR2450を搭載し、1時間に1回の測定データ送信の場合、電池交換無しで約1.5年(※1)動作するという。

「BC-10」のデータ通信はBLE(Bluetooth Low Energy)に対応し、アプリケーション(※2)を使用すれば簡単にスマートフォンにデータを取り込むことができる。 また、IoTゲートウェイを経由してクラウドサーバーに送信(※3)し、多地点の測定データを一元管理することも可能。 IoTゲートウェイには同社Actyシリーズの利用が便利とのこと。「BC-10」から収集したセンサ情報を束ねるIoTゲートウェイとして、日時や位置情報とともにデータをクラウドサーバーに送ることができる。
「Actyシリーズ」は、Androidを搭載しているので、アプリの開発や外部デバイスとの連携など機能拡張が容易な点が特徴。GPSの他に、加速度センサ、ジャイロセンサを搭載しているので、例えば、輸送中の振動や急挙動、荷物の傾きなども検出できるので、様々な環境情報を組み合わせてモニタリングすることが可能だという。

※1.パナソニック製造(620mA品)使用の場合
※2.Android用アプリケーションのみ
※3.サーバーに送信するためのソフトウェアの開発が必要

ニュースリリースサイト:https://www.cyberdyne-omninet.com/news/20200410.html