IoT技術を活用したウェアラブルデバイス「iBowQube」の実証実験

クオリカ(株)(以下クオリカ)は、日笠工業(株)(以下日笠工業)と三信電気(株)(以下三信電気)と3社共同で、クオリカのIoT技術を活用したヘルメットマウント型ウェアラブルデバイス「iBowQube(アイボウキューブ)」を使用して設備メンテナンスや清掃作業を行う実証実験を開始することを発表した。

■実証実験の概要
本実証実験では、「iBowQube」を日笠工業の実際の作業現場で使用し、マイクやカメラを通して現場作業者と離れた場所にいる管理者の円滑なコミュニケーションを可能にする遠隔支援サービスと、現場作業者のバイタル情報や作業場所の環境情報を収集する安全管理サービスの評価検証を行う。
「iBowQube」をヘルメットに装着した作業者の作業結果(時間、品質)と、装着しない作業者が実施した結果を確認し、導入効果を検証していく。また、安全管理サービスで得た情報の活用方法についても検討する。
本実証実験を通じて「iBowQube」による遠隔支援サービスと安全管理サービスの有用性を高め、今後は三信電気が保有する各種センサーやIoTソリューションと連携し、日笠工業の作業現場でさらなる作業品質の向上と効率化を進めていくという。

■「iBowQube」について
「iBowQube」は、既に所持しているヘルメットに装着できるマウント型のウェアラブルデバイスで、ハンズフリーでビデオ通話により現場担当者と管理者のコミュニケーションを可能にする。さらに、突発作業への対応もスムーズにできるよう電子マニュアルなどをそのまま目の前のスクリーンに表示できる独自の透過型スクリーンを開発中とのこと。(Ver.2.0で2019年秋搭載予定)

ニュースリリースサイト(クオリカ): http://www.qualica.co.jp/news/20190327.html