特集一覧 ※特集号のテキストをクリックすると該当する号の目次一覧に移動します。
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2022年1月号
洋上風力発電(その2)-浮体式を中心に-
脱炭素社会に向けた活動が活発になり、火力発電から再生エネルギーへの変換が進んでいる。日本は世界で6番目の海域の広さを持っており、その全域ではないにしても有効な洋上風力発電域を有している。海風は陸上とは異なり地形、樹木などの影響を受けない安定したエネルギー確保が期待出来る。そこでは日本周辺の海の深さを考慮し、浮体式の洋上風力発電の重要性が高まってきており、今後の発展が期待されている。
センサイトもこの点に着目し、浮体式洋上風力発電分野で寄与できる活動を企画中。
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2021年12月号
進化する「工業用 画像計測」
人間が受ける情報の8割は視覚から得られているといわれており、我々はこれらの情報を上手く利用し、日々快適な暮らしを送っている。人間の五感の代わりとなるセンサの中で視覚に相当する情報を扱う画像計測は、当然、重要な役割を担っており、最近は、特にAIの分野で注目されている。
そこで、今月は画像計測の応用例として偏光を利用した画像計測技術、自動車の画像計測技術、医療分野への応用についてそれぞれの専門分野の方の解説を掲載する。 -
2021年11月号
シリーズ『感覚センサ』-5 感性計測の新しい方向
「感覚・感性の計測」シリーズも今回で5回目となる。掲載内容も進化してきており人間と人工機能の融合へと進んできている。ロボットなどの人工機能には人間の感性・感覚を客観的に理解・表現することが重要となって来ている。今回はこの様な立場から疑似感情さらには感覚・感性の評価および展望を取り上げ、感性の客観的評価としての感動指数などについて執筆いただいた。これらは「感覚・感性の計測」の新しい方向を示すものと言える。
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2021年10月号
「洋上風力発電」(その1)ーカーボンニュートラルの決め手となるかー
カーボンニュートラルの課題解決に向けて再生エネルギーへの注目が高まっている。特に出力の大きい風力発電が注目され、しかも陸上より風力が強く比較的安定している洋上での発電に期待が高まっている。日本が海洋国家である事、陸上に比べ騒音問題が少ないことなどが利点となっている。ヨーロッパでは着床式での普及が進んでいるが、日本周辺の海域は海底が深い事から、浮体式が注目されている。
センサイトではこの洋上風力発電の内外状況について今後数回の特集号を企画している。 -
2021年9月号
水害の防止に役立つ「河川モニタリング」
日本は周囲を海に囲まれた山国である。また梅雨・秋雨・台風などに加え最近の線状降水帯など雨の多い国でもある。そのため日本の河川は流路延長に比べ川床勾配が急であり、一気に流れ下る川が多く浸食力も強い。この様な地理的状況の下で特にこの数年は河川氾濫・土砂崩壊の災害が多くなっており、安全維持確保のための河川管理技術向上は不可欠である。今回は国土インフラ管理の第一回として河川インフラのモニタリング技術の実例について特集を組んだ。
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2021年8月号
シングルボード・コンピュータとセンサ
ラズベリーパイに代表される手の平サイズのシングルボードコンピュータは、当初、教育用に開発されたが、センサとの組合せで小型のIoTシステムが簡単に構築できるため、センシング分野で導入が進んでいる。また、最近ではセンサにAI機能を搭載しクラウドの負担を軽減するエッジAIを実現するための技術として不可欠のものとなっている。
今月は、シングルボードコンピュータを用いたセンシングシステム構築の参考にして頂くため、応用例を中心に取り上げた。 -
2021年7月号
真空技術
近年の社会生活は真空技術を抜きにしては成り立たない。電子部品・自動車・食品・医療から土木工事まで幅広く真空が使われている。また各種工業製品・生活用品の製造過程でも真空技術が多用されている。特に半導体産業は高度な真空技術に立脚していると言える。今月は重要な基盤技術となっている真空技術について、測定技術から標準、半導体分野でのシステム活用、さらにはこれから活用が広まる極高真空分野の話題を取り上げた。
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2021年6月号
量子磁気センサ
磁気センサの応用範囲は社会生活に密着しており、車から家電・情報機器など完全にコモデイテイ化している。本サイトでも、以前に磁気技術特集を掲載、多くの方々の閲覧を得た。一方先端医療、科学研究等の場ではさらなる高感度磁気計測の必要性が高まりSQUIDなど量子レベルでの磁気測定およびその応用開発及び高感度技術開発が進められている。そのような背景を元に、今回は超高感度磁気計測を実現する量子磁気計測の状況について、いくつかの最先端研究事例を基に概説する。
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2021年5月号
センサの標準、校正技術
計測センサが他の電子部品と異なる最大のポイントは〔校正〕と〔標準とのトレーサビリテイ〕と言える。いつでもどこでも何で計測しても同じ結果を保証しなければ社会生活そのものが成り立たなくなる。そこで使用する用語も万人が同じ意味として理解する必要がある。これらのことは国内にとどまらず世界共通の技術が必要とされ、多くの国際的な活動が行われている。
今回はその中で実務に焦点を当て、国の状況と各種計測センサの中で特徴的なセンサ校正技術の状況、校正サービスの状況について執筆していただく。 -
2021年4月号
pHセンサ
pH測定は液体の性質を測るセンサの中では飛び抜けて多く、工業計測の分野では30%近くが行われている。工業用測定のみならず環境・医療・食品から工場排水、河川監視、さらには地球環境問題監視のための海水モニタリングなどその用途は年々広がり、重要度は増している。今回はこのpHセンサにスポットを当て、その技術状況、先進技術開発から最新の応用等について掲載した。
なお今後もpH以外も含め、水関係の環境測定関する記事を掲載していく予定である。