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2023年9月号
水晶デバイスとセンサ技術
水晶は、圧電素子であり、電子機器を制御するための基準周波数を発生する発振器の主要部品である水晶振動子として広く世の中で使われている。この発振器の水晶振動子に力を加えたり、表面に物質を吸着すると発振周波数が変化する。この性質を利用すると、力学センサや物質の吸着を利用したニオイセンサなどのセンサを実現できる。
今月は、長年に渡り水晶応用センサを開発しているセイコーエプソン(株)に主な技術解説をお願いした。センシングシステム開発等の参考にして頂きたい。 -
2023年8月号
センシングと「可視化技術」(その2)
センシングで得られたデータを人が理解しやすいように可視化する技術は注目度が高くこの分野で利用が進んでいる。多様なデータを視覚的に表現することで利用者が概念や状況をより深く、より早く理解することが可能になる。今年4月に「センシングと可視化技術」‟のテーマで特集を組んだが読者からの反響が大変大きかったため、第2弾の特集を企画し、半導体化学イメージセンサ、近傍電磁界システム、中赤外光による化学組成の可視化、レーザー超音波可視化検査技術についてそれぞれ専門家の方に解説をお願いした。
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2023年7月号
新しいセンシングフレームワーク『SUCS』とは何か。
センサに必要とされる基本的機能の中に「標準化」と「互換性」がある。いつでも、どこでも、どれでも測れるためにはこの基本機能ガ重要となる。また加えて「信頼性」の確保も重要となるがセンサの使われる状況によっては信頼性が確保出来ない場合もあり、交換のための「互換性」が重要となる。このセンサの互換性実現には「測る」という機能を維持しつつ、その周辺基本要素である電源・信号処理・データフォーマット・通信規格などの基本要素機能の互換性・共通化を実現する事が重要となる。今回はセンサ互換性確保の新しい提案について説明をお願いした。
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2023年6月号
データ連携社会とセンシング(メタデータ)
スマートシテイに代表されるように、デジタル社会の普及に伴って情報発信源たるセンサの役割が増加してきている。センサは今までのアナログ情報を送り出すだけでは無く、信号をデジタル化し通信ネットワークを通じて社会システムに送り出すまでの責任を担当する。この時に情報源としてのセンサ信号に附属するハードウエア関連及びソフトウエア関連の各種情報も送られシステムで活用される。その場合、どんなセンサ関連情報が社会システムに有効であるのか、センサに附属した【メタデータ】の内容の統一性も必要になる。今回はこの様な社会システムで必要とされる【メタデータ】の基本について統一的に説明していただいた。
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2023年5月号
センシングとアナログ技術
センサを利用するうえでセンサ自身の性能を把握することは大変重要であるが、センサの能力を十分に生かすにはセンサの駆動回路、インピーダンス変換回路あるいは信号処理技術などのアナログ回路の総合的な技術が不可欠である。
そこで、今回は多くの種類のセンサの研究開発を手掛け幅広いノウハウを保有しているアナログ・デバイセズ(株)にセンサその物に留まらず、センサの性能を引き出すための総合的な技術のご紹介をお願いした。センサ開発やセンサを用いたシステム開発の参考にして頂けると考えている。 -
2023年4月号
センシングと「可視化技術」
普段、人は目に映る画像から多くの情報を比較的短時間で入手し、状況を理解した上で判断を下している。このことを考えるとセンシング対象である物理現象で得られる情報が人間の目に見える状態、つまり可視化されていることは人間の素早い判断が可能になり、結果として利用価値が大幅に向上する。今月は物理現象を可視化する技術をターゲットに特集を組んでみた。 具体的には鉄筋コンクリートの劣化、養殖魚の尾数、人の睡眠時の圧力、微粒子に対する可視化を取り上げている。研究やビジネスにお役立て頂きたい。
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2023年3月号
重要度が増す「電流センサ」
地球温暖化の対策として再生可能エネルギーへのシフトが本格的に始まってきた。空き地などを利用したメガソーラーは各地でみられるようになり、洋上風力発電もニースとして取り上げられるようになった。これらのシステムでは発電で生じた電流を計測・制御するために電流センサが重要な役割を果している。また、普及が進むEVではモーターのトルク制御に電流センサは不可欠になっている。今月はますます重要な役目を担うようになった「電流センサ」に焦点を当て、この分野の研究者・技術者に執筆をお願いした。
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2023年2月号
「ビジネスイノベーション企業 ―近畿編―」
独立行政法人 中小企業基盤整備機構(以下、中小機構) 近畿本部は主に近畿2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県)の中小企業や地域支援機関に対して、創業から生産性向上、人材育成、海外展開、将来への備えなど、種々の経営課題に対して支援を実施している。近畿には8カ所に中小機構のインキュベーション施設があり、今回はそこに入居している4社のベンチャー企業で開発されている新技術について紹介する。
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2023年1月号
「モーションキャプチャ応用技術の進化」
空間を移動する物体の位置検出で始まったモーションキャプチャは、まず人間の動作解析の手法として広まり、これにより人間工学の大きな進展をもたらしたと言える。当初は光学式検出が主体であり、ソフト技術の進展と相まってその応用分野を広げてきた。最近は3次元空間内の動作解析から、人間の感性までもがその研究対象になってきている。またそれを実現するハード面も大きく進展し、衛星技術を応用した超高精度の測位システムの実現も進んできている。今後は人間の感性と組み合わされたシステムの実現へと進むことを期待したい。
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2022年12月号
日常で体の状態を測る「ウェアラブルセンサ」
先月に引き続き人間を対象とするセンシング技術に焦点をあて専門の研究者の方々に執筆をお願いした。具体的なセンサとしては、汗の状態を測定するセンサと脈の状態を測定する圧力センサを取り上げた。これらのセンサは人間の肌に直接触れ、体の状態をセンシングするウェアラブルセンサである。健康志向の高まりにより、ウェアラブルセンサはますます注目を集めており、研究開発が盛んな分野でもある。是非、参考にして頂きたい。