牛の給餌量と出荷時期の最適化を目指す畜産DXの技術検証実施

トヨタテクニカルディベロップメント(株)とソフトバンク(株)は、畜産DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する共同開発契約を締結し、牛の給餌量と出荷時期の最適化を図る技術検証(以下「本技術検証」)を行っている。なお、本技術検証は、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」および農林水産省令和5年度「フードテックビジネス実証事業」の採択案件である。

【背景】
・給餌は人手作業であり、摂食量を定量的に把握できていない。
・成長に合わせた餌の与え方は給餌者の経験による部分が多く、標準化できていない。
・牛の成育状態をメジャーや体重計で測ることは困難で、頻繁に計測できていない。

畜産肥育現場の生産者への調査により、現状が明らかになった上記の点から、現状の給餌方法では無駄が発生している可能性があり、出荷タイミングの判断が定量的ではないという課題が判明した。牛の給餌量と出荷時期の最適化を図る本技術検証を実施し、生産者の課題解決を目指す。

【プロジェクトの概要】
本技術検証は、カメラや環境センサ(温度、湿度、照度)により、肥育牛の摂食の様子や牛の全体像などのデータを取得し、AI(人工知能)の活用による牛の個体識別、摂食状況把握、体重推定を行うことで、牛の成長の“見える化”を図り、牛の畜産農家の生産性向上につながる給餌量と出荷時期の最適化を目指す。 現在、畜産業を展開する愛媛県西予市の(株)ゆうぼくと宮崎県高原町の江田畜産(株)の2拠点で技術検証を実施している。 

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