自動的に太陽光を追跡する「Jackery Solar Mars Bot」が米TIME誌に選出

ポータブル電源のリーディングカンパニーJackery(ジャクリ)は、新しいコンセプトモデル「Jackery Solar Mars Bot」を公開した。また、同製品が米国『TIME』誌が選ぶ「The Best Inventions Of 2023」のグリーンエネルギーカテゴリーにおいて選出された。

●TIME誌の「The Best Inventions Award」について
20年以上にわたり、TIME誌は毎年AI、グリーンエネルギー、持続可能性、ロボットなどの成長分野に注目し、人々の生活をより良くする新しいテクノロジーや発明品を多数選定している。世界中のTIME誌の編集者や特派員からの推薦のほか、オンライン応募プロセスを通じて、独創性、有効性、影響力などの観点から評価を行う。

 現在、エネルギー需要の増大と化石燃料資源の減少により、世界のエネルギー情勢は混乱に陥っている。従来のエネルギー源が環境悪化の一因となっているため、よりクリーンで持続可能な代替エネルギーの必要性が、かつてないほど緊急に高まっている。太陽光発電などの再生可能エネルギー源を導入する際の課題の1つは、エネルギー効率と貯蔵を最大化することである。

●Jackery Solar Mars Bot(ジャクリ ソーラー マーズ ボット)について
 Jackery Solar Mars Botには、上部にソーラーパネルを備え、自動的に太陽光を追跡するシステムが搭載されている。
このシステムにより晴れた日には、手動での操作なしで自動で移動することで発電量を最大化する。夜間には自動的に充電するための電力を検出し、必要に応じて充電経路を計画することができる。Jackery Solar Mars Botには4Gモジュールを始め、さまざまなポートが装備されており、アプリによる追跡と位置情報を介して移動できる。これは太陽光発電、電力貯蔵、充電システムの3つを統合した、Jackeryの提案する「未来のコンセント」のコンセプトモデルである。

 同製品 は、高い太陽光変換効率を持つソーラーパネルとエネルギー貯蔵システムを組み合わせ、自動で太陽光に合わせて移動することで、エネルギーを継続的に生成し、1日を通して発電を最適化する。これにより、より多くのエネルギーを生み出すだけでなく、貯蔵して後から使用できるように効率的に電気を溜めることができる。また、豊富なセンサを搭載しており、自律走行しながら効率的な走行経路を計画することができる。太陽の明るい光を追跡したり、指定された充電スタンドで充電することも可能。さらに障害物を回避し、その場の地形に即座に適応することができるため、さまざまな屋外環境においても柔軟に対応できるという。

ニュースリリースサイト(Jackery):https://www.jackery.jp/pages/news-20231026