ハネウェル、ドライケミカルとリチウムイオン電池の防災ソリューションで提携

 総合防災エンジニアリングカンパニーである日本ドライケミカル(株)およびリチウムイオン電池オフガス検知システムLi-ion Tamer®の販売元であるHoneywell(日本ハネウェル(株))は、リチウムイオン電池火災のリスクに対処するためのソリューションにかかる戦略的提携を推進する。

 Honeywellがリードする検知と日本ドライケミカルがリードする消火と、この防災分野における戦略的提携は、Li-ion Tamer®の⾼度なオフガス検知システムにより、潜在的なバッテリー異常を早期に検知して、異常による影響を軽減または回避する時間を提供するとともに、適切に消火システムを作動させることを可能にするという。

 Li-ion Tamer®のオフガス早期検知技術は、リチウムイオン電池およびそれらが設置されている機器・設備・施設等の安全性を著しく向上させる。Li-ion Tamer®のオフガス早期検知技術は、熱暴⾛に至る前に発⽣するオフガスを検知するように設計されている。オフガスの早期の検知により、ユーザーは熱暴⾛の影響を回避または軽減するための予防的防災措置を講じることができる。

 日本ドライケミカルとHoneywellは、これまでにも超高感度煙検知システムVESDAを日本市場に展開してきた。VESDAは、微量の煙を早期に検知し、機器・設備の損傷、物的損害を最小限に抑えることで、データセンター、クリーンルーム及び様々な製造の現場、生産施設で広く採用されており、極めて高い評価を得ている。
 この度の両社の戦略的提携により、Li-ion Tamer®のリチウムイオン電池オフガス早期検知技術にリチウムイオン電池火災に有効な消火薬剤および消火装置、消火システムを組み合わせることで、ユーザーに、より安心安全な予防防災ソリューションをワンストップで提供することができるとのこと。

ニュースリリースサイト:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000030062.html