(株)NTTドコモは、認識精度99.87%※1、認識スピード177ms※2と業界最高水準※3の認識精度・スピードを持つ顔認証機能をAPIで提供する顔認証サービスを法人の顧客向けに10月5日から提供すると発表した。
本サービスは画像認識ソリューションの開発を支援するクラウドサービス「ドコモ画像認識プラットフォーム」にRealNetworks,Inc.の顔認証エンジン・ソフトウェア「SAFR®︎」を搭載し、APIで連携することにより顧客のシステムやサービスへの顔認証機能の追加を容易に実現する。また、顧客の要望に応じて個社ごとの顔認証を活用したソリューションのシステムインテグレーションを5Gやモバイル端末・ネットワークカメラなど、さまざまなデバイスと組み合わせて提供することも可能とのこと。
◇サービスの特徴
1.業界最高水準の顔認証技術
業界最高水準の認識精度(99.87%※1)と認識スピード(177ms※2)を合わせ持つ本サービスは、自動改札や入館ゲートなど、高いセキュリティを必要としながらもウォークスルーで認証が求められるユースケースに対応可能。また、顔画像の登録も正面からの顔画像1枚のみで済み、マスクを着用したままでも高い認識精度(98.90%※4)で認証することができる。
2.属性推定
顔認証のほか、映像から個人を特定せずに性別・年齢・表情を推定することが可能。そのため、店舗における来店者分析やデジタルサイネージへの属性に応じたコンテンツの出し分けなどの属性推定を用いたソリューションに対応する。
3.柔軟なシステム・サービス連携
ドコモ画像認識プラットフォームに顔認証機能を追加することにより、顔認証機能をAPIで提供可能となるため、既存の顧客のシステムやサービスと顔認証機能との連携が容易にできる。また、顔画像の登録や認証を行うためのアプリケーションについて、標準クライアントアプリケーションを提供するだけでなく、ソフトウェア開発キット(SDK)の提供も可能なため、すでに用意されているユーザーインターフェースをベースに顧客の用途に合わせて柔軟に開発することが可能。
本サービスは、研究開発部門・法人部門にて組織横断的にチームを構成し、顧客と三位一体で課題解決を図る「トップガン®︎※5」の取組みにより創出したサービスであるという。
※1 マサチューセッツ大学が公開しているベンチマークテスト“Labeled Faces in the Wild”(LFW)より。
※2 米国国立標準技術研究所(NIST)FRVTにおける2021年度の結果より。
※3 2021年10月5日現在、ドコモ調べ。
※4 2020年3月現在、RealNetworks,Inc.検証結果より。
※5 「トップガン」の詳細は、以下のホームページを確認のこと。
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/topgun/
* 「SAFR」は、RealNetworks, Inc.の登録商標。
* 「トップガン」は、株式会社NTTドコモの登録商標。
◇顔認証サービスの概要
1.提供開始日 2021年10月5日(火)
2.顔認証機能について
本サービスは、業界最高水準の認識精度・スピードを提供するだけでなく、複数人いる場面やメガネ・サングラス着用時、マスク着用時、表情をつくっている時、明るさが不十分といった環境下でも正しく認識することが可能。また、写真や動画などを活用してなりすましで認証される場合でも、特殊なカメラやセンサーを使うことなく、なりすましを検知することが可能。
3.顔認証を活用したユースケース
顔認証を活用した入退室管理、決済、属性推定を活用した来店者分析、視聴者属性によるデジタルサイネージのコンテンツ出し分けなど、さまざまなユースケースに対応可能。
ニュースリリースサイト:https://kyodonewsprwire.jp/press/release/202110041105