(株)ラックは、高度なICT利活用により創る「未来都市・スマートシティ」実現の障害となる様々な課題を解決するため、長崎県立大学と、都市や街におけるICTの実使用環境を再現して様々な試験を行う産学連携の共同研究を推進すると発表した。
本研究の最終的な目的は、スマートシティにおける各種IoTデバイスを安全に管理するための脅威管理基盤の構築・運用技術を確立することである。そのために、2021年5月19日に発表した長崎県立大学とラックと長崎県長与町との連携協定を活用し、長与町内に設置した各種IoTセンサに対する脅威分析、管理・検証方法の確立、基盤の構築方法等の研究を行い、クラウド上での試験環境機能提供を目指していく。
ラックは、地域のスマートシティに関連する取り組みとして、防災・減災等の先端サービス適用も可能なプラットフォームの実現を進めている。その際、安全管理に使われる各種センサの安全性を担保するための接続元となるIoTデバイスの身元保証やデータの安全性確認を目的とした機能を提供していく。これは、2020年7月3日にラックが発表した「town/SmartX事業構想」の一環となるという。
ニュースリリースサイト(LAC):https://www.lac.co.jp/news/2021/10/01_press_01.html